結婚することが発表された星野源と新垣結衣

　星野源と新垣結衣の結婚のニュースが19日、芸能界を賑わせている。この日、所属事務所を通し発表されたもので、婚姻届は今後時期を見て提出されるという。2人は今年1月放送のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」SP（TBS系）で再会したことをきっかけに、同作の撮影が完了してから結婚を前提とした交際をスタートさせたとのことだ。スター同士の結婚はいつの世も芸能ニュースを華やかに彩ってきた。芸能界には共演を機に知り合った実にさまざまなカップルが存在するが、そのうちの何組かを振り返ってみた。

■山口百恵と三浦友和　熱愛写真からリサイタルで恋人宣言

　百恵・友和といえばゴールデンカップルの代名詞的存在。1979年10月20日に行われた大阪厚生年金会館のリサイタルで百恵が「私が好きな人は三浦友和さんです」と恋人宣言。これは田中角栄法廷写真などのスクープで知られるフリーカメラマン・福田文昭氏が2人の仲睦まじいデートの様子を“フォーカス”したことを受けてのことだったといわれるが、もともとこの5年前にグリコのCMをきっかけに映画「伊豆の踊り子」で共演以来、ドラマ「赤い疑惑」（TBS系）などを通し芸能界きってのさわやかな若手カップルとして周囲からの応援ムードも盛り上がっていた。吉永小百合と浜田光夫、小林旭と浅丘ルリ子といった銀幕のベストカップルの系譜上にあるともいえる。恋人宣言の翌年の1980年には婚約を発表、さらに百恵さんは引退を公表し、10月5日に日本武道館で開いたファイナルコンサートはマイクをステージの中央に置いたまま、静かに舞台裏へと歩んで立ち去った場面がいまだ語り継がれる伝説的コンサートとなっている。

■榊原郁恵と渡辺徹　もともと郁恵の大ファンだった徹

　昭和も終わる前年の1988年に結婚した2人。もともと渡辺は榊原がアイドルとして芸能界デビューした頃から、部屋にポスターを貼るほどの大ファンだったという。1984年のドラマ「風の中のあいつ」（日本テレビ系）で共演したとき、渡辺は「太陽にほえろ！」（日本テレビ系）と掛け持ちでドラマ出演していた売れっ子。ドラマ終了後には2人の熱愛報道が盛り上がった。今年4月、渡辺は体調を崩し『大動脈弁狭窄症』との診断を受けて入院治療中だが、郁恵の誕生日には胡蝶蘭の鉢植えをプレゼントしたとのこと、アツアツぶりはとどまるところを知らないようだ。