大阪府・吉村知事が定例会見4月21日(全文2)見回り隊を倍増して600名体制に
国が慎重だから複数案出したのか
読売テレビ:読売テレビの尾木です。今の質問にちょっと関連するんですけれども、この3案についてなんですが、国が全面休業にやはり慎重だから知事として複数案出したっていうことなんですかね。 吉村:いや、これについてはさまざまな考え方があるというふうに思うんです。どうしても飲食の場面っていうのはライフラインの部分があるというのも事実だと思うんです。感染対策を考えるとやっぱり全面休業というのは1つの大きな選択肢。でもこの飲食の場面っていうのは、まさにライフラインとして、皆さんも1日3食食べてるとおり、ライフラインの側面があります。ですので、そこをどうするかということも考えなければならないと思ってます。 その中でやはりお酒の提供については、これはもう感染との関係で言っても、お酒を飲むとそもそもマスクするのも当然難しくなるし、声も大きくなるし、感染リスクはかなり大きく高まるというふうに思ってますから、お酒の提供は自粛をお願いしますというのを1つの選択肢にして、ライフラインという面も含めて大阪府として考えられる3案を国に提案しているという状況です。ですので、この辺りをどうするのかというのは国と協議をして最終的に決定していくということになろうかと思っています。だからそれは、なんで3案なんですかといったら、飲食のライフラインという面をどう評価するということでこの3案、感染対策との実効性というのを併せて、今その中身を協議しているという最中です。
3番目の案なら中途半端な印象も受けるが
読売テレビ:実際に飲食店を取材してますとやはりお酒の提供が、飲食店というより居酒屋を取材しているとお酒の提供ができないぐらいだったら、やっぱり休業要請のほうがいいという声ですとか、そういった声もあるのと、あと知事自身、より強い措置を集中的にっておっしゃってたと思うんですが、やっぱり3番目の案だったりすると、かなり中途半端なのかなという印象も受けるんですが。 吉村:飲食店でお酒の提供を、特に居酒屋でお酒の提供を控えるとなると、これはもう居酒屋の酒という文字が入っているとおり、お酒の提供もある意味、そこでお酒を飲もうという人もたくさんいるわけで、それだったら休業するよというお店があるのは、それぐらい強い措置なんだろうというふうに思います、裏を返せば。なので、このお酒の提供自粛をお願いするということ自体も非常に大きな、僕は要請だと思っています。 あとは、僕はやっぱり今やらなきゃいけないのは人流の抑制だというふうに思っています。飲食店についてはこの8時までの時短をお願いして、前回の緊急事態宣言と同じことを今回、まん延防止でお願いしているわけです。陽性者数についても、その中で倍加速度が下がっている側面があるにしても、非常に大きな数が今出ているという中で、やはり人流を抑えるというのが、僕はもうそういうステージだと思ってますし、それが必要だと思ってますから、そう考えたときにある意味、人が集まる目的となるような施設、イベント、そういったものについてはいったん中断していただくと、お願いするということ、これは社会経済としても非常に大きなことですけども、それとセットでやっているから、ある意味、僕はかなり強い措置を国に対してお願いしているというふうに思っています。