大阪府・吉村知事が定例会見10月14日(全文4完)確実に大阪は良くなっている
店側と信頼関係を築こうという意識もあるのか
Lmaga.jp:エルマガジンの岡田です。大阪ミナミ地区の安全・安心に関する取り組みの質問なんですけども、以前、コロナの専門家会議で、東京のほうでは飲食店と、東京都の対策のほうの方たちが、根本的にコロナの防止対策のことを、事業者側に理解していただく丁寧なやりとりっていうのを進められていて、大阪の今回のパトロールに関しても、罰則をするとかではなくて共同体となっていろいろ進めているという点を重視されていると思うんですが、専門家会議などを通じて、店や事業者側と府が信頼関係を築いたりとか、そういった意識も何かあったりはされますか。 吉村:そこは非常に重要な視点で、まず今回、ミナミ地区を中心とした客引きの集中取り締まりということについては、これは今、違法な客引きが非常に増えているということですから、これはもう地元の皆さんにとっても、これはもうなんとかしてもらいたいという話ですし、そもそも違法ですので、これについてはお客さんが安全に来てもらえるようにするためにも適切に取り締まりをやっていきます。これはある意味ミナミに安心して来ていただけることにもつながると思います。 違法なものは当然取り締まらなきゃいけない。店を取り締まっているというよりは、客引きを取り締まっているということ。違法な客引きを取り締まっているということです。皆さんもちょっと想像してもらったら分かると思うんですけど、ミナミに例えば女性の友達と行ったときに、客引きばっかりたくさんいて、そこでやられたら、もう行く気がうせると思うんですけど、それでもし客引きに連れていかれて、不適切な店に連れていかれたら、それはもっと、もう二度と行くもんかってなると思うんですけど。 やっぱりそう考えると、ミナミの活性化を考えたときに、違法な客引きっていうのはやっぱり排除していかなきゃいけないというふうに僕は思います。取り締まっていかなきゃいけないと、それは思います。きちんとやるべきはやらなきゃいけないと思っています。なので、これについては集中した取り締まりをします。 一方でご指摘の部分は非常に重要な視点です。これは専門家会議でも意見が出ました。専門家会議のときに、確か東京の事例で、砂川オブザーバーが、話があって、要はいわゆる夜の街といわれているいろんなホストクラブとかキャバクラとか、いろんなそういうお店の人たちとも、ある意味、信頼関係を築いて対策を取る。本当にコロナ対策はこういう意味で大事なんだよっていう、そのことを実際理解をしてもらって対策を取ってもらうということが非常に重要だと。