時速21kmの高速仕様…井関、サツマイモ専用トラクターなど投入
井関農機はサツマイモに特化したトラクターと、サトウキビに特化したトラクターおよび専用装着ロータリーを発売した。それぞれの作物の栽培での畝間に対応した仕様のため、作業効率の向上が見込める。消費税込みの価格はそれぞれ355万8500円、186万2300円、44万5500円。 野菜の栽培管理はトラクターで畝をまたいだ作業が多く、畝幅に対応した狭幅のトレッド(左右のタイヤの中心間の距離)機種が求められる。 サツマイモ向け機種の「BF25D―FFGQ02」は、前・後輪ともにトレッド幅を960ミリメートルに抑え、後輪に幅を広げるためのスペーサーを装着して作物や畝に応じたトレッドが選べるようにした。 時速21キロメートルの高速仕様(標準仕様では13・6キロメートル)で、ジャガイモや葉タバコの畝にも適応できる。 サトウキビ向け機種の「TM197―K03PS」は、前輪トレッドを760ミリメートル、後輪トレッドを730ミリメートルとし、1300ミリメートルの条間に対応。ロータリーは、はね上げ式のリアカバーを装着し、両側に効率的に土を飛ばせるようにした。