坐骨神経痛がきっかけで東洋医学にドはまり。教えに従い断酒もしたが、甘い物だけはやめられない…それでも健康診断で引っかからない理由
◆酒風呂、足もみ、足湯のアドバイスを徹底 診断の結果、私の神経痛は「冷え」が大きな原因だという。治療のための酒風呂入浴、足もみの行、足湯の行を教えていただき、「これを徹底しなさい」とのアドバイス。私は家に帰るや、藁にもすがる思いで取りかかった。 まずは酒風呂。スーパーで何本か日本酒を購入して浴槽に入れると、すっかり酒臭くなったが、仕方ない。いざ入ってみると、酒のおかげか身体が今までになく温まる。布団に入ってもホカホカのままだった。 次は足もみの行だ。日中、暇を惜しんで足の指を1本ずつもみほぐし、足首をぐるぐると回す。これを毎日1時間ほどくり返した。そして最後は足湯。就寝前、バケツに風呂の湯を半分入れて両足を浸す。やかんから熱い湯を少しずつ足していき、足が十分温まったら終了。 この3つを日々徹底し、1ヵ月ほど経った頃であろうか。腰や脚の痛みは徐々に軽くなり、ついにちゃんと歩けるようになった。私にとっては奇跡のような出来事で、地獄を抜け出して天国へ昇ったような心地である。 私はお礼を伝えるため、再び本部を訪れた。インストラクターとあれこれ話をする。「不調の原因の多くは冷えにある」という話に、私は思い当たる節があった。 パートを始める半年前、義母が体調を崩して入院した。私は彼女に代わって畑仕事をすることに。真夏の炎天下での作業だったため、夕食の冷えたビールが欠かせず、つい多めに飲んでしまっていた。これが神経痛の一因になったようだ。 インストラクターは、「飲食物には身体を冷やすものと温めるものがあり、身体を冷やすものはできるだけ摂らないように」と教えてくれた。 私はこれを機に、東洋医学に興味を持ち、のめり込んでいった。年に何回かは本部で新たな行を教わり、目、耳、鼻、歯の健康を保つための行から顔のしわ取りの行まで、多くの種類を習得。酒も口にしなくなった。日頃から病気にかかりにくい身体にしておくことが、何より重要だと知ったからだ。
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