さすがにヤバすぎる! 第2次トランプ政権"ドリームチーム"大解剖!!
これだけでもカオスになる予感がぷんぷんするトランプ政権だが、もちろん実力者もいる。例えば、国務長官には、かつて共和党内の良識派といわれていたマルコ・ルビオを指名。 16年の大統領選ではトランプのライバルで、トランプから公然と「チビ」呼ばわりされるなど屈辱的な扱いも受けてきたが、結局トランプに服従することで国務長官の要職をゲット。 同じく、国連大使に任命されたエリス・ステファニクもかつては共和党の良識派だったが、こちらもトランプ派になり出世の道を開いた転びトランプ派だ。 ■マスクとヴァンスが助さん格さん こう見ると、コントロール不能そうな混沌とした第2次トランプ政権だが、いったい誰が手綱を握るのか? 前嶋氏、冷泉氏がそろって名前を挙げたのは、次期副大統領のJ・D・ヴァンスとイーロン・マスクのふたりだ。 「次期副大統領のヴァンスがトランプ政権の頭脳であることは間違いないですが、イーロン・マスクも世界トップクラスの頭脳を持つ男です。 まず、そのふたりの利害が一致し、良好な関係を続けられるのか。仮にそれが可能なら、ヴァンスとマスクは『水戸黄門』の助さんと格さんのように両輪とってトランプ政権を支えるかもしれません。 また、このふたりほどの派手さはありませんが、大統領首席補佐官に指名されたスーザン・ワイルズと、次席補佐官に指名されたスティーブン・ミラーは、共にトランプの選挙対策本部を支えてきた中心人物で、ヴァンスとマスクが『表の助さん格さん』だとすれば、ワイルズとミラーはより実務的な部分を支える『裏の助さん格さん』的な役割を果たすことになるのだと思います」(前嶋氏) おいおい、来年1月から4年にわたって、このチームがアメリカと世界の行く末を左右するってマジかよ......! 取材・文/川喜田 研 写真/アフロ