さすがにヤバすぎる! 第2次トランプ政権"ドリームチーム"大解剖!!
国防長官に指名されたのは保守系メディアFOXニュースの元司会者ピート・ヘグセス。州兵としてアフガニスタンやイラクへの派兵経験はあるものの、軍や安全保障関連の要職を務めた経験はない。 「軍隊でのジェンダー平等に反対の立場で『女性を戦闘させるな』などと主張している人物ですが、実際は女癖の悪いおバカなイケメンテレビ司会者。国防長官としての彼の仕事は親分のトランプに批判的な軍幹部を排除することでしょうね」(冷泉氏) ちなみに「国家安全保障担当」の大統領補佐官には、陸軍の特殊部隊「グリーンベレー」出身のマイケル・ウォルツを指名。バイデン政権のウクライナ支援に批判的な人物だといわれている。 「トランプならではのトンデモ人事でいえば、国境管理を担当する国土安全保障長官に指名されたクリスティ・ノームの存在も外せません。 現サウスダコタ州知事で、メキシコ国境の警備に州兵を送り込んだことでも知られる人物ですが、何より彼女はウソつきとしても有名(笑)。 『自分は金正恩と会ったことがある』と平気で出まかせを言ったりする。少し前には『ペットの愛犬が自分の子供を傷つけそうになったので、迷わず子供たちの前で犬を射殺した』と自慢していました」(前嶋氏) トランプ政権らしい、ある意味"適材適所"な人事も。「エネルギー問題や脱炭素に関連した重要ポストには、化石燃料の増産を目指すトランプの政策を実現するため『掘って掘って掘りまくれ!』トリオが指名されています。 まずエネルギー長官に石油・天然ガスの採掘企業を経営するクリス・ライト、環境保護局(EPA)長官には環境問題の素人で気候変動や温暖化などを信じていないリー・ゼルディン。 そして、国立公園や自然保護区を含む国有地の管理を担当する内務長官に指名されたダグ・バーガム。バーガムは保護指定の解除などの規制緩和で国有地での化石燃料採掘をサポートする役割を担う。そうすることで、化石燃料を掘って掘って掘りまくるアメリカを実現するわけです。 当然、バイデン政権で復帰した国際的な気候変動抑制への取り組み『パリ協定』からの再離脱も避けられないと思います」(前嶋氏) それ以外に、教育長官にはプロレス団体WWEの元CEOで、現在はシンクタンク「アメリカファースト政策研究所」理事長のリンダ・マクマホン。 運輸長官には20代の頃、見知らぬ若い男女が共同生活するリアリティショーに出演していたショーン・ダフィーと、トランプ同様「テレビでおなじみの顔」が多いのも第2次トランプ政権の特徴だという。