【チャンピオンズC1週前追い】クラウンプライド超抜時計!新谷師「今年はいい雰囲気で臨める」
師走のJRAダート頂上決戦「第25回チャンピオンズC」の1週前追い切りが東西トレセンで行われ、悲願のG1制覇に燃えるクラウンプライド(牡5=新谷)がCWコースで6F76秒4(1F12秒0)の超抜時計を叩き出し、驚かせた。 世界を渡り歩き、数々の勲章を胸に飾る砂の猛者がついにビッグタイトルを手に入れるか。感嘆の声を上げたのは調教を任された小崎(レースは横山武)だ。テンからスピードを上げ、いくらか内めを回ったが6F76秒4は簡単には出せない時計だ。元々、稽古は動くが同コースの自己ベストも大きく更新した。 「軽い走りで程よい、がむしゃらさもある。しまいもしっかり。いい時はしまいの感じもいいんですが、それに近いと思います」 今年もコリアCからの参戦になるが、昨年は遠征がこたえたか、3番人気11着。今年は同じ轍(てつ)を踏まないように、細心の注意が払われている。新谷師は「今年は(韓国に)遠征する前からいろいろ対策を考え、去年の経験が生きた。今年はいい雰囲気で臨める」とうなずく。一昨年は3歳にしてチャンピオンズC2着の実力馬。3年連続で挑む舞台。下馬評を覆しての戴冠もありだろう。