【ハイライト動画あり】新人が躍動!早稲田大学が帝京大学から圧巻7トライ。関東大学対抗戦2024
「早稲田大学さんの厳しいプレッシャーに加え、今年はAチームでの試合経験が少ない選手も多い中、秩父宮ラグビー場という場所で数多くのお客さんが観戦される環境というプレッシャーも加わり、いつも通りのプレーができない人もいたかもしれません」(帝京大FL青木主将)
前半ラストでは、マークが曖昧になった帝京大DFをSO服部が突破。ルーキー2人が前半すべてのトライを決める展開で、早稲田大が26-10で折り返した。
「前半、劣勢のままリードされて終わってしまい、自分は後半の入りのところから出させてもらったので、チームの流れをよくするのが自分の仕事で、チーム全体の流れを自分が引き寄せようと思って試合に入りました」
「ですが、後半も受けてしまうような、うまくいかない展開が多く、なかなか自分のプレーでチーム全体をいい方向に持っていくということができませんでした」(帝京大FL森元一気)
16点ビハインドで折り返した帝京大は、引き続きチャンスで獲りきれない展開が続く。
ダウンボールを「コントロールを失った」と判断されてトライを取り消され、また、ラインアウトでは前半に続いてサインが合わずターンオーバー。得点に変えられずにいると、勝負の天秤はふたたびアカクロ軍団に振れる。
後半6分、早稲田大は盤石のスクラムからアタック開始。
FB矢崎をおとりにしたサインプレーでルーキーWTB田中が突破。振り戻しで1つキャリーを当てると、ふたたび右サイドへワイド展開。
右サイドでCTB福島秀法が粘り強い好キャリー。絶妙なオフロードパスを逆サイドから戻っていたWTB田中に送って自身4トライ目。3フェーズのデザインされたヨコ展開で仕留めた。
後半14分のPG加点で26点差(36-10)とした早稲田大。
55分には相手スクラムでペナルティを奪われたが、その後の2本は連続で逆にペナルティを奪取。この日の帝京大はスクラムという武器を失ってしまった。
早稲田大はさらにルーキーSO服部が躍動。混戦から逆サイドにラン攻撃を仕掛けると、細かいステップを駆使して突破。