【ハイライト動画あり】新人が躍動!早稲田大学が帝京大学から圧巻7トライ。関東大学対抗戦2024
アドバンテージをもらった状態で右サイドを急襲すると、ボールを受けたFB矢崎がバックフリップで数的優位をつくり、ふたたびWTB田中。右奥へ快走して2連続トライを奪った。
武器のフィジカリティを敵陣で発揮したい帝京大だが、早稲田大のSO服部がそれをさせなかった。
12-0とリードした直後、SO服部が相手を背走させる好キック。ここからカウンターを仕掛けた帝京大がダブルモーションの反則。ターンオーバーから早稲田大WTB田中が前半21分に早くもハットトリックを達成した。
直後の24分、帝京大は威信をかけて敵陣で連続攻撃。
LO本橋拓馬、NO9カイサ・ダウナカマカマらビッグキャリアーが突進を重ねる。早稲田大もルーキーFL城、LO栗田文介が鋭くロータックル。
11フェーズを反則なしで防いだが、12フェーズ目でオフサイド。このペナルティから敵陣左ゴール前に入ると、帝京大はモール勝負とみせかけてFL青木主将が走り込むサインプレー。
FL青木主将が前半17分、豪快にチーム初トライ。さらにFL青木主将は前半35分にも守備ラインが揃った状態をキャリーでぶち抜き、2連続トライ。異次元の強さを発揮し、9点差(10-19)に迫った。
勢いに乗った帝京大は守備でも魅せる。
HO當眞蓮はトイメンのHO佐藤主将を一撃ダウン。浮いたパスを捕球する相手FB矢崎にはWTB森が詰め、こちらも一撃ダウン。ここからカウンターラックに成功した。
ただこの日は得点機でのミスが目立った。
「敵陣に入った肝心なところでスコア仕切れず、ミスをしてしまいました」(帝京大FL青木主将)
「今日は自分たちがやるべきこと、特にフィニッシュの部分でうまくできず、相手にプレッシャーをかけられて、悪い流れを引きずってしまいました」(帝京大FB青柳潤之介)
敵陣ラインアウトなど、仕留めに入る場面でたびたびミス。フェーズアタックに関しても早稲田大のCTB野中らが的確なランコースで連続攻撃に繋げる一方で、帝京大のランナーには焦りが目立った。