「ハードの“箱売り”ではない」 遠隔操作できる分析装置、アジレントが11月受注開始
アジレント・テクノロジーは、試料に溶解している化合物を分離して成分を分析する高速液体クロマトグラフ(HPLC)の新製品「Infinity(インフィニティー)Ⅲ LCシリーズ」を発表した。新シリーズは最大動作圧力やオートサンプラー(試料導入装置)の素材に応じて計6種類をラインアップ。11月1日から受注を開始する。 【関連写真】11月から受注を開始する分析装置の新製品 新製品は、HPLCの起動やシャットダウンの手順をプログラムするスケジュール設定、遠隔操作対応などの新機能を搭載。分析のトラブルシューティングやサンプル前処理などの付帯業務を削減し、ユーザーが研究開発に注力できるようにしている。 日本法人の石川隆一社長は「分析メーカーはハードの〝箱売り〟をしていたイメージが強いが、それではお客さまのニーズには応えられない。当社はお客さまにワークフローソリューションを提供する」と強調した。
電波新聞社 報道本部