そろそろ寒くなってきたので「エアコン」か「ストーブ」を使おうと思っています。どちらの方がコストは安く済みますか?
暖房費用をおさえるためのポイント
暖房のコストをおさえるためには次のような工夫をしてみるとよいでしょう。 【空気の循環を意識する】 暖かい空気は天井付近に、冷たい空気は床付近にたまりやすいため、サーキュレーターや扇風機などを使用して部屋の空気の循環を意識してみましょう。暖かい空気を部屋全体に行き渡らせ、効率よく温められます。 【断熱効果を高める】 窓に断熱シートを貼る、厚手のカーテンを使う、ドアや窓の開閉回数を減らすなどを意識すると冷たい空気が部屋に流れ込むのを防ぎ、部屋の温度が下がりにくくなります。 【適切な温度設定にする】 暖房器具を使う場合は、適切な温度設定を意識することが大切です。具体的には、エアコンの温度を1度下げると消費電力を約10%減らせるようです。部屋を暖めすぎず、暖かい服装、ひざかけ、湯たんぽなどを使用すると無駄な暖房費をおさえられるでしょう。
エアコンと石油ストーブでは1時間当たりに必要なコストはエアコンの方が安い可能性がある
エアコンと石油ストーブ、それぞれを1時間使用するのに必要な費用を比べると、今回の試算ではエアコンの方が安いことが分かりました。エアコンと石油ストーブのどちらを使うかは、生活スタイルや部屋の広さに応じて選ぶとよいでしょう。 短時間の暖房や体感温度を優先したい場合には石油ストーブが適していますが、長時間利用したい場合にはエアコンの方が暖房にかかる費用を節約できるかもしれません。 冬に暖房器具を使う際は、部屋の空気の循環、断熱効果を高める、適切な温度設定などを心がけると暖房費用をおさえられるでしょう。暖房器具の適切な使い方と工夫により、電気代や灯油代を節約しつつ快適な冬を過ごしましょう。 出典 経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油) 11月20日(水)結果詳細版 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部