そろそろ寒くなってきたので「エアコン」か「ストーブ」を使おうと思っています。どちらの方がコストは安く済みますか?
冬の寒さ対策として、エアコンやストーブなどの暖房器具を使う方も多いでしょう。 そこで気になるのは、エアコンとストーブどちらの方がコストが安く済むのかということです。 本記事では、エアコンと石油ストーブそれぞれにかかるコストを比較していきます。暖房費用をおさえる方法についても解説しますので、暖房費用を節約したい方はぜひ最後までお読みください。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
エアコンと石油ストーブにかかる費用を比較
エアコンを使用する場合には電気代、石油ストーブを使用するには灯油代がかかります。それぞれにかかる費用を比較していきましょう。エアコンを1時間使用した場合の電気代は次の計算式で求められます。 ・消費電力(キロワット)×1時間×電気料金単価(円/キロワットアワー) エアコンの消費電力を430ワット、電気料金単価を31円/キロワットアワーとした場合、エアコンを1時間使用するのに必要な電気代は約13円です。 一方で、石油ストーブを1時間使用するのに必要な灯油を0.5リットル、経済産業省資源エネルギー庁より、灯油1リットル当たりの価格を117.3円(令和6年11月18日現在)とした場合、石油ストーブを1時間使用するのに必要な灯油代は約59円です。 エアコンと石油ストーブそれぞれ1時間当たりにかかる費用を比較すると、エアコンの方が安いことが分かりました。
エアコンのメリット・デメリット
エアコンはリモコンやタイマー機能を活用でき温度を調整しやすく、手軽に快適な環境を作れることがメリットです。また、エアコンのフィルター掃除も比較的簡単でお手入れしやすい側面もあります。 一方で、エアコンは長時間使用すると電気代がかさむ、乾燥しやすいなどのデメリットがあります。エアコン使用時には加湿器を併用して湿度調整に気を付けるとよいでしょう。また、購入時の本体価格や取り付け工事も石油ストーブより高額になることもあります。
石油ストーブのメリット・デメリット
石油ストーブは、短時間で効率よく部屋を暖めることができます。電源が不要なタイプもあるため、電源がない場所での使用や部屋を移動しての使用も可能であり、停電などの災害時にも利用できます。 暖かさが体に直接伝わりやすく、ぬくもりを感じやすいのも特徴です。しかし、火を使うため定期的な換気や灯油の補充が必要であるため、エアコンに比べて手間がかかると感じる人もいるかもしれません。