【災害時にも美味しいしいごはん】耐熱性ポリ袋があれば誰でもできる! 究極の防災食「お湯ポチャレシピ」
キャベツのコンソメ煮
【ライターYの感想】
「実際に災害が起きたら『まず冷蔵庫の中のものから消費すべし』と以前聞いたので、今回は家にある食材だけで試してみました。湯せん料理もほとんどしたことがないので、『本当においしくできるのか?』と半信半疑でしたが、結果は…本当においしくてびっくり! 今回は災害を想定してポリ袋のまま皿にのせて食べましたが、普通に盛りつけたら家族もお湯ポチャ料理だと気がつかないかもしれません。出来たては本当に温かく、災害時にライフラインがストップして心細い中でこの食事がとれたら、ホッとして気持ちが明るくなるだろうなと感じました。 被災地などの食料配布だと、どうしてもおにぎりやパンなど炭水化物ばかりに偏りがちだと聞いたことがあります。でも、普段に近い食事を作れるお湯ポチャレシピなら、栄養バランスも程よく、何より温かい。これからいろいろ作ってみて、レシピのバリエーションを増やしてみたいと思いました」
【教えてくれたのは】 泉マユ子さん 管理栄養士、防災食アドバイザー、防災士、日本災害食学会災害食専門員 1969年生まれ。管理栄養士として大手企業社員食堂、病院、保育園等で勤務。東日本大震災をきっかけに防災食の研究を始め、現在は防災食について講演やワークショップ、商品開発などを行うほか、テレビや雑誌などメディアを通じて災害食のレシピなども発信。『災害時も、普段も、役立つ「お湯ポチャ」調理 免疫力アップレシピ』(清流出版)など著書多数。 撮影・取材・文/遊佐信子