【災害時にも美味しいしいごはん】耐熱性ポリ袋があれば誰でもできる! 究極の防災食「お湯ポチャレシピ」
お湯ポチャ調理の際に守るべき3つのルール
ポリ袋に食材を入れて湯せんする。それだけの簡単なレシピだが、安全においしく作るためのルールがある。 1.ポリ袋は「高密度ポリエチレン製」のものを使う 高密度ポリエチレン製は、半透明。熱に強いので湯せんに適している。パッケージの表示を確認し、必ず「高密度ポリエチレン」または「湯せん可」と書いてあるものを選んで。ジッパー付きの保存袋だと、熱で穴が開いてしまう恐れがあるのでNG。 2.ポリ袋に穴が開かないように鍋底に皿を敷く 熱でポリ袋に穴が開いてしまうこともあるので、皿を1枚鍋の底に敷いて、鍋底に直接ポリ袋が触れないようにする。鍋底に入るサイズの平皿、もしくは金属製の水切りザルでもOK。なければ紙皿をアルミホイルでくるんだもので代用しても。 3.食材は小さく切り、1袋に入れる量は1人分 食中毒予防のため食材にはしっかり火を通すことが大事。肉や野菜は薄切りや小さく切るなどして火を通りやすくする。また、1袋で作るのは1~2人分。数人分を一度に作る際は、袋の数を増やすようにする。
ライターYが家にある食材だけで、お湯ポチャレシピに挑戦
本当に湯せんだけでおいしい料理ができるのか? ライターYがお湯ポチャレシピに挑戦。災害時を想定して、カセットコンロとカセットガスボンベ、備蓄してある水を使い、食材は家にあるものだけでオムライスとキャベツのコンソメ煮を作ってみた。 【材料(1人分)と作り方】 オムライスは、ケチャップライスの材料(無洗米1/2合、水100ml、ケチャップ大さじ2、小さく切ったベーコン適量)と、オムレツの材料(卵2個、シュレッドチーズ20g、塩ひとつまみ)をそれぞれ高密度ポリエチレン袋に入れる。 キャベツのコンソメ煮は、材料(小さく切ったキャベツ100g、ベーコン適量、コンソメ顆粒適量)を高密度ポリエチレン袋に入れる。 それぞれ、食材をよく混ぜてから袋の空気を抜いて口をねじり、上のほうで結んだあと平たくして袋の中で食材を広げる。 鍋の底に皿を敷いて、鍋の半分くらいの高さまで水を入れたら、食材の袋を入れる。 鍋にふたをしてカセットコンロの火をつけ、お湯が沸騰したら中火にして、オムライスは20分、キャベツのコンソメ煮は15分加熱する。 火を止めて5~10分蒸らしたら引き上げ、完成。