水のように流れる坂本龍一の音空間へ。『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』展レポート。
今回、参加した作家たちはそれぞれ異なるバックグラウンドを持っている。が、作品には水や夢、記憶といった共通するキーワードが読み取れる。それらは時間によって、また人によってそれぞれ異なる像を結ぶ。カールステン・ニコライのいう「覚醒している状態と夢を見ている状態の間」をゆったりと流れていくような空間が現れる。
『坂本龍一 | 音を視る 時を聴く』
〈東京都現代美術館〉企画展示室 1F/B2F ほか。東京都江東区三好4-1-1。~2025年3月30日。10時~18時(展示室入場は閉館の30分前まで)。月曜、12月28日~1月1日、1月14日、2月25日休(ただし1月13日、2月24日は開館)。一般 2,400円ほか。
text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano