フライト中に水漏れ事故発生で機内に浸水しパニック状態に「上空1万メートルで溺れるなんて!」
アメリカン航空のフライト中に、乗客たちが上空で予想外の“水害”に見舞われるハプニングが発生。機内のトイレから水漏れが発生し、飛行機の通路が水浸しに。その様子を撮影した動画は、ソーシャルメディアで瞬く間に拡散され、大きな注目を集めている。 【動画】突然の水漏れに騒然とする機内。 12月7日、アメリカン航空の便がテキサス州ダラスを出発し、ミネソタ州ミネアポリスに向けて飛行中のこと。後部のトイレで水漏れが発生し、その水が機内の通路にあふれ出した。ビデオには、後部トイレの水漏れのために通路を伝って飛行機の前方へと染み出した水から逃れようと、乗客たちが次々と荷物を持ち上げたり、濡れた床を避けて歩いたりする姿が捉えられた。 当時乗り合わせたというヒラリー・スチュワート・ブレイズヴィッチさんによると、女性がトイレを使用し、客室乗務員に漏水を知らせたが、客室乗務員は水漏れを止めることができなかったという。ヒラリーさんは、インタビューで「水を止めることができないことに気づき、少しパニックになりました」と語っている。 さらに、この混乱を撮影した動画には、映画『タイタニック』で有名な、セリーヌ・ディオンの「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」が流れ、まるで『タイタニック』のシーンのようなシュールな映像に。
乗客たちの反応 「新たな死の恐怖」が現実に?
このTikTokビデオは700万回以上再生され、「30,000フィート(約1万メートル)上空で溺れるのを想像してみて」「高度30,000フィート(約1万メートル)で水没するなんて、笑ってしまう」などと、さまざまなコメントが寄せられた。中には、衛生面を心配するコメントもあり、「飛行機の床にカバンを置くという新たな恐怖が生まれた」「ビーチサンダルやクロックスではなく、つま先の閉じた靴を履く理由がまたひとつ増えた」などと、フライト中につま先の開いた靴を履いたり、荷物を床に置いたりするのはもう辞めようという意見もあった。 このトイレの水漏れ事件に対し、アメリカン航空はインデペンデント紙からのコメント依頼には応じていないが、今後同様の事態を防ぐために、機内の設備管理やトイレの点検が一層重要になるだろう。
文:大村朱里