「白髪染め」卒業しました!「いかにラクできるか」と「パーソナルカラー」でグレーヘアの道へ
旅エッセイストの国井律子です。今回の連載「無駄のない暮らし」は誰もが気になる「白髪」について。 【写真20枚】美容院でのビフォアフを写真で見る!白髪染めをやめるかわりに選んだ“ブリーチのみ”という選択やいかに!? 亡き母も頭髪がきれいに真っ白だったのと(遺伝)、もともと貧血気味なのも関係しているのか(体質)、私は30歳くらいからチラホラ白髪が出てきました。最初のうちは抜いたりもしていたのですが(ダメ絶対笑!)、そのうちキリがなくなり、長男出産後の37歳ごろ(2013年)からついに白髪染めスタート。 初めはシャンプーするたびにだんだん黒くなるタイプのものを使っていたのですが、浴室の床に色がついたり面倒くさくて、次男を出産する42歳ごろ(2018年)には3週間ごとに白髪染め専門店へ。染めたてのときはいいのですが、1週間もするとチコチコ白いのが目立ってきて、なにより私は肌が弱いので頭皮や顔が痒くなり……。 ついに今年の6月、白髪染めを卒業しました!グレーヘアに転向! 約3カ月経ったいまどうなったか、結果発表したいと思います。
グレーヘアへの憧れと葛藤
・3週間ごとに染める「手間」と「コスト」 ・染めるたびに数日間痒い「敏感肌」 これらの悩みから解放されたくて10年くらい前、40歳手前だったか、「グレーヘアにしてもよいですか?」と、私の髪の毛を長年担当してくれている、友人ヘアメイクアーティストの大野麻紀さんに相談したことがありました。彼女はパーソナルカラーも見られるので、たびたび一緒に「パーソナルカラー診断イベント」を開催している仕事仲間でもあります。 「このトシでグレーヘア! それは早すぎる!」と、大笑いされたのでした。たしかに当時は、いまのようにブリーチカラーがそこまで流行っておらず、私も白髪がそんなには多くなかったんですよね。だからこそ、中途半端でいやだったんですけどね……。もとが黒髪だから妙に目立って。 話を戻すとグレーヘア、当時はアナウンサーの近藤サトさんが先駆者みたいなイメージでした。急に真っ白になって現れた神々しい彼女に、世間が驚きました。そんな彼女はたいてい和装とか、キリッとした装いが多かったかな。このくらい身なりを整えなければ、グレーヘアは単なるみすぼらしい印象になるのか……と、カジュアル代表の私はもうしばらく毛染めして、堪え忍ぼうとあきらめたのでした(あきらめ早い笑)。 でもこのごろはインスタとかで、私くらいカジュアル志向な大人女子たちが、オシャレに自然体にグレーヘアを楽しんでいる様子を見かけるようになりました。 おっと。そろそろいいかい? ということで、白髪染めをやめることに。そのかわり、ハイトーンのメッシュを入れて全体を明るくし、そちらに意識を引っ張れば、下から生えてくる白髪が目立たなくなるのか!? そんな「実験」を大野麻紀さんとやってみようと思ったのがはじまりです。