五輪テスト大会の談合疑惑「もう誠に遺憾」小池都知事会見11月25日(本文1)
個人向けに東京グリーンボンドを発行
では、そのグリーンボンドによる資金、これ、どうなるのかということですが、今こちらに映っておりますように、ご覧のような事業に充当をいたします。こちらは都有施設への太陽光発電設備の導入、それから海の森公園の整備、海岸保全施設の整備という、環境に対してのさまざまな対策に充てられるものになります。これ、別にメガソーラーという意味ではありません。ということで皆さま方からの資金はご覧のような事業で充当されて、そしてそれは都の環境政策を強力に推進していくことになります。これまで2万7000人以上の方にご賛同いただいてまいりました。皆さんの後押しが東京の環境と未来を守ることにつながると。ぜひこの機会にご購入をご検討いただきたいと思います。 続いて、最後ですけれど、東京都をイメージできる車のナンバープレート、これについて公募、皆さんの、どれがいいか、1票を投じて、1票っていうか、皆さんの声を聞かせてくださいということを申し上げたのはだいぶ前になりますかね。そしてご紹介した3つのデザイン案でアンケートを実施して、1カ月で1万人の方が回答していただいております。最も多くの賛同を集めましたのは、ご覧の「ソメイヨシノと東京タワー」でございます。国による手続きを行いまして来年の10月ごろから車に取り付けられるようになります。観光面でのPRにもつながりますので、ぜひともご活用いただきたいと存じます。以上6点、私のほうからまずお伝えをいたしました。ではどうぞ。
五輪テスト大会の談合疑惑で電通などに強制捜査。受け止めを
NHK:では、よろしくお願いします。NHKから伺います。まず東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会を巡って談合が行われていた疑いがあるとして、今日、東京地検特捜部が電通などに強制捜査入りました。これの受け止めをお願いします。 小池:このようなことにつきましては本当に、なんて言うんですかね、よく使われる言葉かもしれませんが、もう誠に遺憾ですよね。これについて都としての、組織委員会の清算法人、事実関係確認中ということですし、また、都とすれば捜査には全面的に協力をするように伝えております。そして都として組織委員会の契約手続きなどの適正性などについて必要な調査を行うように、潮田副知事のほうにもう指示も行っているところであります。 NHK:関連で伺います。都の調査については、例えば具体的にいつまでにどのような結論を出すのか、また、調査については事業者についてもヒアリングを行っていくのかなど、調査の進め方についてお聞かせください。 小池:まず時間的なことについて言いますと、もう聞き取り、都職員、組織委員会に都から職員を派遣しておりましたので、そういった職員からの聞き取りなどを行ってまいります。そして、それをまとめていくことについては、先ほど申し上げましたように潮田副知事の下での調査を進めて、だいたい今年中ぐらいに中間取りまとめということになろうかと思います。 NHK:ありがとうございます。続きまして新しい地下鉄の件で伺います。新しい地下鉄については臨海部ということで、例えば首都直下地震とかも想定され、液状化の心配もある中で、災害対策、その辺の安全対策にはどのように取り組むお考えでしょうか。 小池:もちろんこれからの都心部・臨海地域でありますので、この地下鉄は基幹的な交通基盤をなす、いわば背骨になるということを先ほど申し上げました。東京、銀座など、非常に高密な都心部を通過しますので、結局、地下ということであります。これから耐震基準などに準拠するなど安全性にも十分配慮しながら、調査、設計などを行っていって、事業計画のブラッシュアップを行ってまいります。