五輪テスト大会の談合疑惑「もう誠に遺憾」小池都知事会見11月25日(本文1)
東京~有明・東京ビッグサイト駅間の地下鉄新線を計画
タイミングとすれば、大規模修繕の時期っていうのが、こういう省エネや再エネに取り組むいい機会になります。大規模修繕工事との同時施工にいたしますとコストが、抑えることができるわけです。こうした機会を生かして、分譲・賃貸マンションの管理組合、所有者の皆さまは、この都の補助制度などを活用して、省エネ、再エネに取り組んでいただきたいと思います。この取り組みをすることによってマンションの資産価値の向上にもつながります。2030年のカーボンハーフの達成に向けて、ぜひともこのようなご協力をお願いしたいと思います。環境局と住宅政策本部で取り組んでおります。 次に3点目です。都心部・臨海地域の地下鉄構想についてのお知らせです。臨海部は大規模でさまざまな開発が進められて、今後、世界から人と投資を呼び込む大いなるポテンシャルを持つエリアであります。この地下鉄ですが、都心部と臨海部とをつなぐ基幹的な交通機関で、いわば背骨としての役割が期待されております。ベイエリアの鉄道網を充実させることで、東京を持続可能な都市にしていくという上で重要な路線となります。 都は事業化に向けて学識経験者、そして国も参加する検討会を設置しまして、そして検討を重ねてきまして、このたび事業計画案をまとめたところです。この計画案では、東京から有明・東京ビッグサイト駅を結びます。これは距離にすれば約6.1キロ、駅にすれば全部で7つの駅。そしてルートや駅の位置の案を初めてお示ししております。駅名は全て仮称であります。この地下鉄の開通で、晴海の選手村の跡地、築地のまちづくりなど、沿線の利便性が向上しまして、個性豊かなまちの魅力がいっそう発揮されることとなります。早期の事業化に向けて、さらに検討を進めてまいります。
都営大江戸線に女性専用車を導入
その次は都営の大江戸線について。女性の専用車の導入についてのお知らせです。女性専用車については痴漢対策の一環として、現在、新宿線で運行していますけれども、このたび大江戸線にも導入するというお知らせです。令和の5年、来年1月18日から平日の朝のラッシュ時間帯に全ての列車で運行いたします。女性専用車には小学生以下のお子さまや、お体の不自由な男性や、また、その介護者の方もご乗車いただけることになります。 また、1月中旬から都営地下鉄におけます、痴漢等迷惑行為の対策強化期間を設けます。駅、そして車内放送による案内、そして各駅における警備を強化しまして、警視庁と連携した啓発活動などを実施いたします。誰もが安心して都営地下鉄をご利用いただけますように、皆さんのご理解、ご協力、よろしくお願いを申し上げます。 次に、個人向けに東京グリーンボンドを発行するというお知らせです。これはずっと行っておりますが、今年度も昨年同様にオーストラリアドルでの発行を予定しております。今回、ご購入の検討に当たりまして重要な条件となる利率の範囲ですけれども、年3.00%から4.80%に決定をいたしました。最終的な利率は12月8日の木曜日に公表を予定いたしております。なお、都債の信用力への評価となる格付けですけれども、基本的に国と同水準ということになりますけれども、国の影響を除きまして、都単独のスタンドアローン評価という目安がありますけれども、こちらにいたしますと国を上回る評価になり、aa+という高いレベルになります。先月更新されました格付けレポートにおきましては、財政力だけではなく環境課題への対応など、持続可能な都市を目指した取り組みも、こちらのほうにも評価をいただいております。売り出し期間は12月の9日から20日までですけれども、だいたい口座開設に時間が掛かる場合がありますから、ご関心のある方、ぜひ取り扱いの金融機関に事前にお問い合わせをいただければと思います。