【中日】田島慎二がかつての仲間に投げ込んだ3球 今季限りの引退発表 マウンドでは立浪監督が笑顔で迎える
◇プロ野球セ・リーグ 中日-DeNA(5日、バンテリンドーム) 今季限りの引退を発表している中日・田島慎二投手が引退試合での登板を迎えました。場面は「3-3」の同点で迎えた7回。先頭打者を松山晋也投手がセカンドゴロに打ち取ると、立浪和義監督がマウンドへ。松山投手に交代が告げられます。 【画像】中日の田島慎二投手 グラウンドに田島投手が姿を現すと、球場に集まった観客は記念ボードを掲げ、大歓声をあげます。 田島投手がマウンドに向かうと、立浪監督は田島投手の肩に手をかけ笑顔で言葉を交わし、送り出します。マウンドに集まった野手も笑顔で田島投手を鼓舞すると、田島投手は投球の準備に移ります。 すると打席には代打でDeNA・京田陽太選手が送られます。京田選手はトレードで中日からDeNAに移籍したかつてのチームメート。田島投手は2球のストレートを投げ込むと、3球目のスプリットで京田選手は空振り三振。京田選手は田島投手をたたえるように軽く拍手して頭を下げました。 ここでマウンドに祖父江大輔投手が向かい、降板。田島投手は祖父江投手と強く抱き合い、マウンドをあとにしました。 投球を見守ったこの日の先発・小笠原慎之介投手の目には涙が。さらに降板後の祖父江投手もベンチで涙を拭いました。