1つのスマホで「2つのLINEアカウント」を持つ方法 Android 15の新機能「プライベート スペース」
ただし、「プライベート スペース」がロックされていると、「プライベート スペース」内に設定したアプリには通知が届かない。秘匿性を高くするためだが、連絡に気づきにくくなることがデメリットになるのは間違いない。「プライベート スペース」を設定したときには、定期的にロックを解除しアプリを開くようにしておきたい。 「プライベート スペース」の自動ロックを回避することも可能だ。設定の「セキュリティとプライバシー」から「プライベート スペース」に進み、「プライベート スペースを自動的にロックする」をタップすると、ロックをかける条件を変更できる。ここを「デバイスの再起動後のみ」にすれば、画面消灯でロックがかかるのを防いで通知を受けることが可能だ。プライバシーではなく、2アカウントの運用を重視するのであれば、こちらを選択しておいたほうがいいだろう。
■存在自体を隠してバレずに使える 逆に、「プライベート スペース」のメニューには、よりプライバシーを高めるような設定項目も用意されている。それが、「プライベート スペース」そのものを隠す設定だ。先に述べたように、「プライベート スペース」を設定しているとアプリ一覧の下部にボタンが表示され、ロックを解除できる。ただし、これがあると「プライベート スペース」を使っていることが丸わかりだ。設定を変更すれば、これ自体を非表示にできる。
設定方法は次のとおり。設定メニューの「セキュリティとプライバシー」から「プライベート スペース」へと進み、「プライベート スペースを非表示にする」をタップする。次に表示された画面で、「ロックされているプライベート スペースを非表示にする」をオンにすると、アプリ一覧からプライベート スペースのボタンそのものがなくなる。 ただし、そのままだと自分も「プライベート スペース」を開くことができなくなってしまう。この状態で「プライベート スペース」を呼び出したいときには、まずアプリ一覧を開いて「プライベート スペース」と入力する。「プライベート」と「スペース」の間にスペース(空白)を入れないと呼び出せないので、入力時には注意したい。