1つのスマホで「2つのLINEアカウント」を持つ方法 Android 15の新機能「プライベート スペース」
■同じアプリを2つインストール可能に この「プライベート スペース」の仕組みを応用すると、通常では1つしかアカウントしか登録できないアプリを、2つのアカウントで使い分けることが可能だ。筆者がまず試したのは、X(旧ツイッター)アプリ。これを「プライベート スペース」のPlayストアからインストールしたところ、もう1つのXアプリが端末にインストールされた。 そのままのXアプリを開くと、アカウントを登録する初期設定の画面が表示される。ここで、普段使用しているのとは別のアカウントを作成してみたところ、1台の端末上に異なるアカウントを設定したXアプリが併存した。これなら、メインアカウントを使うときには通常のXアプリ、サブアカウントは「プライベート スペース」のXアプリというような使い分けができる。
Xは1つのアプリに複数のアカウントを登録できるため、そこまで大きなメリットではないものの、通常のアプリと「プライベート スペース」のアプリに分けておくことで、アカウントを間違えて投稿してしまう“誤爆”は減らせそうだ。個人で用途別のアカウントを持っている人はもちろん、会社でアカウント運用を任されている人などには、特に役立つ機能と言えるだろう。 また、LINEのようにそもそもアプリ内にアカウント切り替え機能がないときにも、「プライベート スペース」が役に立つ。仕事関係の知り合いとプライベートの友だちで連絡を取るLINEを変えたいときなどに、この機能を使えば、1台の端末でアカウントを切り替えながら利用できて便利だ。
試しに、Pixel 9の「プライベート スペース」にLINEをインストールし、新規でアカウントを作成してみたところ、端末内に異なる2つのアカウントが設定されたLINEのアイコンができた。仕事とプライベート以外にも、企業アカウントと友だちになる専用のアカウントを持ったり、オープンチャットに参加するためだけに別途アカウントを持ったりしてもいい。こうした使い分けが可能になるのが、「プライベート スペース」の魅力だ。