小池都知事が定例会見8月13日(全文3完)無観客だったが勇気と感動を提供できた
追加の協力金を検討するべきでは?
朝日新聞:朝日新聞の釆澤です。商業施設に対する入場整理のことについて伺いたいと思います。先ほど50%の混雑度合いの話もありましたが、東京都から要請をするという形であれば、基本的対処方針に定められている時短要請にこれを追加するような形になると思います。この入場整理についても営業の制限には当たると思うので、追加の協力金が検討されるべきというふうに考えますが、知事のお考えはいかがでしょうか。 小池:これは施設の方々との協力ということで進めているところでございますし、事業者の皆さま方におかれましては、それらをしっかりと守っていくということもコンプライアンス上は必要な対策としてお取りになるのではないかというふうに思います。それらを連携しながら、今日もイオンモールの例を出させていただきましたけれども、都と、そしてまた事業者と協力することによって感染防止につながればということであります。 朝日新聞:そうすると、協力金の話には今、念頭にないという。 小池:それはないですね。すでにさまざまな意味でこれまでも支援に協力していただくようなときなど、対策上、練ってまいりました。かつ、いかにして実効性を上げるかということが今や重要かというふうに考えております。
基本的対処方針に明記すべきか
朝日新聞:今後、東京都の措置については、基本的対処方針にしっかり明記されておらず、きのう西村大臣も、知事の判断によるこれは上乗せの措置だというようなことを説明しています。今、商業施設に対して東京都が行おうとしている措置について、基本的対処方針に明記すべきだというふうにお考えでしょうか。また、それだとしたら理由も合わせてお知らせいただけるとありがたいと思います。いかがでしょうか。 小池:理由は簡単ではありませんが、一言で申し上げますと、やはり実効性を上げるかどうかということが、ずっとこれまでの経験則の重ねてきたことによって出てくると考えております。この事業者の皆さま方に、特に大規模商業施設、集客の施設については、それらのことを踏まえながらご協力をいただくということで、共同作業かと思います。 朝日新聞:それはやはり、じゃあ対処方針にしっかり明記したほうがいいという考え方だっていうことでいいんですか。 小池:対処方針手続きは、これは国のほうがお決めになることでありますし、またそれらについては、それぞれの自治体が判断されることではないかというふうに思います。 朝日新聞:ありがとうございました。 小池:最後、恐縮です。