小池都知事が定例会見8月13日(全文3完)無観客だったが勇気と感動を提供できた
パラ大会で学校連携観戦を行うべきか
毎日新聞:3点目を伺います。パラリンピックの学校連携観戦について伺います。パラリンピックは教育的な意味が大きいともいわれますけれども、今回パラリンピックで学校連携観戦を行うかどうか、これに関して小池知事のお考えをお聞かせください。 小池:パラリンピックの競技は、やっぱりご覧になると本当に、なんて言うんですかね、あまりパラで感動をどうのこうのというのは、逆に強調しないほうがいいんじゃないかなという人もいますけれども、でもはっきり言って感動しますね。そして人間のいろんな挑戦はすごいものだということを、そしてそれをサポートする方々がおられるんですね。パラリンピックに出場する選手の皆さんを社員として雇っている企業の皆さんも、私は本当に感謝したいと思いますし、またいろんな器具を、パラのアスリートの器具をいろんなテクノロジーで解決していくことは、それは単にパラリンピックで記録を出すだけではなくて、それは結局ユニバーサルデザインになって、車椅子がより改善されたり、走りが良くなったり、軽くなったり、コラプスっていうか、小さくして運べるようにするとか、いろんな改善、イノベーションにつながると思うんですね。 そういう意味で、このパラリンピックをまず競技として楽しむ、そしてそれを生で見るという意味では、みんな子供たちには見せてあげたいと。オリンピックだってそうだったんですよ。ただ、やはり感染状況、それから学校現場の意見などもありますので、これらを踏まえながらの判断ということになるかと思います。そのためにも、今非常にコロナの状況は拡大というところにありますけれども、そのために対策に全力を挙げていきたいと思っております 毎日新聞:ありがとうございました。では各社の質問に移ります。知事から指名を受けた社は、社名と氏名を名乗った上で質問してください。
五輪が人の行動に与えた影響を検証する考えは
時事通信:時事通信の斉藤です。オリンピックのことについて伺いたいと思います。オリンピックの大会が感染が拡大したことに関係していないのか、あらためて伺いたいと思います。また、きのうのモニタリング会議でも会場周辺の人出についてかなり密集があったと指摘がありましたけれども、都としてオリンピックが人の行動に与えた影響などを検証する考えはありませんでしょうか。 小池:大曲先生は、そういうふうに印象論でおっしゃってたんですが、こちらは人数がどうだったか、もう確認いたしております。交通需要マネジメントも人流抑制に役立っているかと思いますし、役立ちました。数字でも表れています。テレワークの推進も図りました。そしてライブサイトなど、見直しをしてステイホームで応援していただいたからこそ、視聴率もこれまでに珍しく数字も上げてこられたと。珍しくって言ったら失礼ですね、すみません、そこは取り消します。 で、大会の交通量の削減というのも、先ほど申し上げたとおりであります。これらについては、皆さんのご協力を得る形ができたのではないかと。ですから、エピソードベースではなく、エビデンスベースで語ることが重要ではないかと思っております。 時事通信:もう1点、知事は先日IOCから五輪に関しての功労賞を授与されたと思いますけれども。 小池:あれは東京都に対していただいたものです。 時事通信:その受賞をされた、受けるっていうことに対しての。 小池:だから東京都に対していただいたということです。開催都市として、ありがとうございます。以上です。 時事通信:それを受けた理由というのは何かありますでしょうか。 小池:それはIOCが決められたことです。