【ステイヤーズS 展望】アイアンバローズ豊富なスタミナで連覇目論む
関東は東京から中山へ舞台を移し、開幕日の30日には「第58回ステイヤーズS」が行われる。師走名物のマラソンレースにスタミナ自慢が顔をそろえてきた。 昨年の当レースを2馬身半差で逃げ切ったアイアンバローズは今年、サウジアラビアのレッドシーターフH12着、ドバイゴールドC8着と海外で重賞を2戦。8カ月ぶりの帰国戦になる。 10月下旬から坂路で乗り込まれ、1週前に4ハロン52秒4、ラスト1ハロン12秒7をマーク。「まだ時間はあるので、昨年ぐらいのデキにまで何とか上げていきたい」と、上村調教師は見通しを語る。豊富なスタミナを発揮して連覇を果たせるか。 8歳の古豪ダンディズムは福島記念で0秒3差の3着に好走した。この長距離GⅡには昨年6着に続いての参戦となる。菊花賞&天皇賞・春を制した父マンハッタンカフェ譲りの持久力で重賞初制覇を飾りたい。 3勝クラスから格上挑戦してくる馬たちにも魅力を感じる。ゴールデンスナップは阪神大賞典5着、タイランドCで頭差2着とOPで健闘している。フルールはL札幌日経OP2着があり、軽視できない。 2月にダイヤモンドSを勝ったミクソロジーはアルゼンチン共和国杯16着から巻き返せるか。(夕刊フジ)