「父親殺害事件」再審で無罪判決 無期懲役確定から24年=韓国地裁
【莞島、海南聯合ニュース】韓国光州地裁の海南支部は6日、睡眠薬を入れた酒を飲ませて父親を殺害したとして無期懲役が確定し服役中のキム・シンヘ氏(47)の再審公判で無罪を言い渡した。2001年3月の無期懲役確定から約24年での無罪判決となった。 キム氏は00年3月に殺人や死体遺棄の罪で起訴された。自身と妹に対してセクハラをしていた父親を殺害するため「肝臓に良い薬」と偽り、睡眠薬を入れた酒を飲ませたと自白。裁判ではこれを覆し容疑を否認したものの認められず、無期懲役とした一審、二審判決が2001年3月に大法院(最高裁)で確定した。 キム氏は再審を請求し、2015年に再審が決まった。 再審では▼犯行の動機▼自首の経緯▼睡眠薬などの証拠▼アリバイ▼違法捜査の有無――などが争点になった。 無罪判決を受け、キム氏は釈放された。
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