片づけられない人が「やってよかった」習慣4例。収納アイデアの完コピをやめた
収納アイデアの完コピをやめる
整理収納アドバイザーの資格をもち、インスタグラムでラク家事のコツを発信しているこはまゆうさん。ご自身も数々の失敗を繰り返しながら、片づけを習得したと言います。 「そもそも家が整っている人って、じつは地道に片づけを日々行っている人が多い気がします。もっというなら、今よりも使いやすい収納方法はないかと向上心を持ち、失敗しても“自分にとって使いやすい収納”を模索し続けて、自分に合うものを見つけているのだと思います。 私自身もそれに気づいてから、失敗を繰り返しながらも、なぜうまくいかないのかという理由が見えてくるようになりました。そのうち、徐々に自分にちょうどいい整理収納方法を見つけられるようになったのです」 家族構成や家の広さ、ライフスタイルや環境によっても使いやすい収納は異なります。だれかのマネを完璧に実践するよりも、自分に合うことを模索していくほうが、最初は手間だとしても、ゆくゆくはぴったりハマる収納が見つかります。
どうしても片づけられないなら、撮影をしてみる
片づけには体力も気力も必要です。途中でやめてしまい中途半端になってしまう事態を防ぐためには、はじめに散らかった状態を撮影しておくのも有効だと言います。 「たとえば、片づけ前、片づけの途中、片づけ後のそれぞれの過程の写真を残しておくと、その日はたとえ途中までしか終わらなかったとしても成果が見えやすくなるので、やる気とモチベーションにつながります。また、ひと通り片づけが終わった後もその写真を手元に残しておくことで整った状態をキープしておこうという気持ちにもなります。 さらには、客観的に見てみることで、『こうしたらもっと使いやすくなるのではないか』という新たなアイデアが出てくることも。自分が使いやすいと感じる収納方法を見つけるための手段としても活用できると思います」 まだ片づけを模索している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
「ものを買わない日」を設け、今あるもので工夫する
子どもの独立や親の介護など、暮らしが大きく変わる50代。「まず捨てることができずに悩んでいる人が多い」と話すのは、自身も50代の整理収納アドバイザー・木村充子さんです。 ものが多い家は、ないものがあるとすぐに購入するほか、「念のため」「安かったから」と必要以上のものを購入する傾向があるそう。その結果、家の中は常にものであふれています。 そこで提案したいのが、週に1~2日「ものを買わない日」を設けること。この日だけはネットショッピングも店舗での買い物もしないと決めて、ストックしてある食材だけで料理するなど、ないものがあっても別のもので代用して過ごします。そうすることで、ものを買う前に家にあるもので工夫する習慣がつき、必要以上に持っているストックも消費できて一石二鳥です。