夫が亡くなってから息子夫婦と同居しています。息子の管理で年金「12万円」のうち「5万円」をもらっているのですが、自分で管理した方がよいでしょうか?
高齢者が自分でお金を管理する際のポイント
高齢者が自分でお金を管理するのであれば、以下2つのポイントに注意しましょう。 ・複数口座を使い分ける ・高額な買い物は自分だけで判断しない それぞれの内容について、詳しく解説します。 ■複数口座を使い分ける 高齢者が自分でお金を管理する際は、できるだけ複数の口座を使い分けることがよいとされています。普段の買い物で使うお金と貯金するお金の口座を分けるだけでも、使い過ぎの防止につながるでしょう。 また口座を分ける際、可能であれば銀行印も分けるようにして、普段は持ち出さないところにしまっておくのもよいでしょう。 ■高額な買い物は自分だけで判断しない 日常の中で買い物をしていると、高額なものが必要になる場面があるかもしれません。その際、一定の金額以上の買い物は自分だけで判断しないといったルールを設けておくことも自分でお金を管理する際のポイントとなります。 例えば1万円以上の買い物をする際は家族へ連絡するといったルールを設けておけば、悪質なセールスに引っかかってしまう心配も少なくなるでしょう。また、買い過ぎや不用品の購入を防止するのにも効果的とされています。 金銭面に関するトラブルを避けるためにも、自分で管理する際は、このようなルールを設けてみてください。
年金12万円のうち7万円を家庭に入れることは比較的妥当な金額と考えられる
12万円の年金のうち、7万円を家庭に入れているのは、支出の平均から見ても妥当な金額と考えられます。もちろん家庭環境やライフスタイルなどによっても変わってはくるものの、特別金額が多すぎるとは考えにくいでしょう。 どうしても金額面の不安があるのなら、自分で管理することもひとつの選択肢となります。この場合、どのような管理をするのかしっかりとルールを設けて、家族と共有したうえで取り組むようにしてみてください。 出典 独立行政法人国民生活センター 高齢者の消費者被害 総務省統計局 家計調査報告[家計収支編] 2023年(令和5年)平均結果の概要 I 家計収支の概況(二人以上の世帯) 表I-1-1 消費支出の費目別対前年増減率(二人以上の世帯)-2023年-(5ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部