キンキンに冷えたビールを楽しむ〈能作〉の錫製ビアカップ。【今日の逸品】
〈能作〉錫製ビアカップ
カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。 【フォトギャラリーを見る】 錆びや腐食に強く、酒や水などの飲み物が雑味のないまろやかな味になるといわれる錫。お燗や冷酒をおいしくすることで知られているが、ビールもしかり。熱伝導率が抜群によいため、ビアカップを冷蔵庫に1~2分入れておくだけで、注いだビールもキンキンに冷えるのだ。 作り手は大正5(1916)年に富山県・高岡で創業した〈能作〉。400年前から高岡に伝わる鋳造の技術を受け継ぎ、錫や銅の食器や花器などをつくっている。錫100%のビアカップは、鋳造の際にできる梨地調の肌が特徴。少しザラッとした肌合いが、まろやかできめ細かな泡立ちを生む。手にした時の冷たさを緩和する、エゾシカ革のスリーブが付いているのもうれしい。 公式サイト
photo_Masaki Ogawa text_Masae Wako styling_Makiko Iwasaki