新型メルセデス「EQS」の航続距離は800km超!驚くほど便利になってSクラスよりもドライバーズカーだ
2024年モデルは値上げなし
通常のモデルに加え、AMGは特に高性能なバージョンも用意している。「EQS 53 4MATIC+」を選ぶ場合は、最低でも155,009ユーロ(約2,560万円!)を支払う必要がある。プラス面:航続距離の拡大と装備の向上にもかかわらず、2024年モデルのアップデートで価格が上昇することはない。
価格一覧
EQS 450+: 10万9551ユーロ(約1,810万円)より EQS 450 4MATIC : 113,359ユーロ(約1,875万円)より EQS 500 4MATIC: 125,378ユーロ(約2,070万円)より EQS 580 4MATIC : 141,705ユーロ(約2,340万円)より AMG EQS 53 4MATIC+: 155,009ユーロ(約2,560万円)より
デザイン: メルセデスがEQSで変えたこと
ルックスにおいて、「EQS」は高級サルーンの常識を打ち破った。ダイムラーは、従来の3ボックスデザイン(ボンネット、パッセンジャーコンパートメント、トランク)を「ワンボウ」デザインという新しい形状に置き換えた。「EQS」の特徴は、極端に短いオーバーハング、長いホイールベース(3.21m)、車軸の間で弧を描くグリーンハウスだ。 フロントガラスとリアウィンドウは非常にフラットで、フロントボンネットは比較的短い。フロントには、今やお馴染みの「EQフェイス」と呼ばれるインプライドグリル(リクエストに応じてスターパターンも選択可能)が配され、ヘッドライトがシームレスにつながる。
例えば、フルレングスのリアライトには、電動モーターの巻き上げを彷彿とさせる新しいイルミネーショングラフィックが施されている。電動ドアハンドルとの組み合わせにより、非常に流れるようなデザインとなっており、空気抵抗係数(Cd値)は0.20と、空力性能ではトップクラスとなっている。 完全にパネル化されたアンダーボディもこれに貢献している。しかし、「E-ベンツ」には実用的な側面もある。トランク容量は620リットルで、リアシートベンチを倒すと1,700リットルになる。フロントボンネットの下には大型のHEPAフィルターがあり、車内の空気をきれいにしている。