安倍前首相「事実に反するものあった」 桜問題の答弁を訂正し謝罪
議員辞職は否定
その後の質疑で、安倍氏は費用などについて秘書に確認したなどと説明した上で、「当時私が知り得た認識で答弁したが、結果として間違った答弁をすることになり、国会に対する国民の信頼を傷つけることになった。政治的責任の重さを痛感している」と釈明した。 議員辞職については「今回の反省に立って、国民の信頼を回復するためにあらゆる努力を重ねていきたい。身を一層引き締めながら研鑽を重ねて、初心に立ち返り努力していきたい」と否定した。
国会で118回の虚偽答弁
この問題をめぐっては24日、東京地検特捜部が安倍氏に関しては不起訴(嫌疑不十分)、政治団体「安倍晋三後援会」代表を務める安倍氏の公設第1秘書については政治資金規正法違反(不記載)で略式起訴したことが伝えられている。 安倍氏は首相在任時、国会答弁の中で「事務所の関与」「明細書の有無」「差額の補てん」について否定するなど、少なくとも虚偽答弁を118回繰り返していたことが衆院調査局の調べで判明している。