【巨人】70億円大補強で臨む2025年スローガンは2年連続「新風」 阿部監督がハッパ「殻を破って」
オフに総額70億円規模の大補強を行った巨人が、2025年シーズンのチームスローガンを「新風~2ND CHALLENGE~」と発表した。 阿部慎之助監督の就任1年目シーズンは「新風~GIANTS CHALLENGE~」を掲げ4年ぶりリーグVを達成も、日本一は逃した。阿部政権の代名詞でもある「新風」は継続し「2ND CHALLENGE」とマイナーチェンジした形だ。 巨人は今オフ、4年総額50億円超(推定)の中日守護神ライデル・マルティネス投手(28)を筆頭に、ソフトバンクFAの甲斐拓也捕手(32)、日米通算197勝の前楽天・田中将大投手(36)、前パイレーツのトレイ・キャベッジ外野手(27)と合わせて総額70億円規模の大型補強を敢行した。 2年目を迎える指揮官は「球団創設90周年の節目だった昨年は、4年ぶりのリーグ優勝を果たすことができましたが、クライマックスシリーズで敗退するという本当に悔しい結果になりました。その一方で、日本一になるために何が足りないのか、明確にわかったシーズンでもありました」と1年目シーズンを振り返った。 そのうえで「この悔しさを糧にして、2025年は日本一に向けて不退転の覚悟で再チャレンジします。日本一になるためには、殻を破って、新たな巨人軍を背負う選手が出てくる必要があります。プロ野球は厳しい世界ですが、誰よりも練習をして、誰よりも悩んだことは必ず成長につながります。選手たちには、『やってやろうじゃねえか』という前向きなチャレンジ精神で、思い切ってやってほしいと思います」と選手にハッパをかけた。 大型補強はチームのカンフル剤となる一方で不協和音を呼ぶ可能性もある。全責任を負う指揮官は「2025年からはキャプテン制を廃止します。選手全員がキャプテンだという気持ちを持てば、本当に強いチームになるという思いから決断しました。選手、監督、コーチ、スタッフが一丸となって、昨日より今日、今日より明日、『日々に新たに』をモットーに成長し、巨人軍の伝統に新しい風を吹き込んでいきます。昨年はファンの皆様の声援がチームを勇気づけ、セ・リーグの混戦を抜け出すことができました。シーズンは長く、苦しい時期もありますが、ファンの皆様の応援がチームに大きな力を与えてくれます。今シーズンも引き続き、熱い声援をお願い致します」と決意を語った。
東スポWEB