怪我に泣いた向後桃が一世一代の大勝負もハイスピード王座戴冠ならず!“諦めないことの天才”は挑戦を続ける
24日、東京都・後楽園ホールにて『STARDOM YEAREND X'mas NIGHT 2024』が開催。星来芽依が向後桃を下してハイスピード王座の3度目の防衛に成功した。 星来は、かつてMarvelousの星月芽依としてスターダムに参戦していたが、その後Marvelousを退団して昨年4月からスターダムに上陸し所属選手に。2度のハイスピード王座戴冠や、スターダムを若い力で革命しつつあるユニット【NEO GENESIS】の中核を担うなどトップクラスの選手として活躍している。 7月の北海道大会で上谷沙弥を倒しハイスピード王者に返り咲いた星来は、ジーナ、水森由菜とパワーファイターをスピードで制する防衛戦を展開して同王座の新境地を切り開いている。 今回、星来に挑戦したのは向後桃。 向後はアクトレスガールズで2019年4月30日に平成最後の女子プロレスラーデビューを飾り、同団体がプロレス団体としての活動を休止すると2022年からスターダムの一員に。怪我に泣きながらも努力を続け、数多の海外参戦を経てパートナーの岩谷麻優からも実力を認められる存在となるなどスターダムの第一線まで這い上がった。 戦前の記者会見では、向後がラブレターを朗読。小さな身体で大きな選手を倒して防衛を続けて来た星来にリスペクトを述べつつ、豊富な海外経験と言語力から「私なら1人で海外に行ける。私にしか出来ないやり方で新しいハイスピードの形を作って世界に広める」と覚悟を語る。 そして、「星来芽依、貴女は確かに天才だと思う。でも、私は続けること、そして諦めないことに関しては自分を天才だと思っています。今この向後桃の勢いならハイスピードのベルトを獲ることが出来る」と自信を見せる。 向後がずっと陰ながら努力し悔し涙を流してきた姿を見てきたという星来だったが、「色んな思いがあるからこそ小桃と正々堂々と試合したいと思います」と向後を強敵として認めた。