「私がベルト獲って、グローバル(G)でハッピー(H)なチカ(C)のベルトにしますよ!」1.3大田区体育館でGHC女子王座に挑む後藤智香インタビュー!
一ヵ月半の欠場から復帰し、年始に盟友とタイトルマッチ。何やらモヤモヤを抱えている様子の後藤智香こと”ゴチカ”選手にお話を聞きました(収録日:12/18 聞き手:スレンダー川口) ――2024年5月20日デビューから7か月、実はまだ1年も経ってないという。 「ほんとですね。もう7か月も経ってるんだって感じです。」 ――旗揚げ戦で見せたジャイアントスイングは盛り上がりましたね。 「あれですね、なつみさん(翔月なつみ)を抱っこからスイングしたやつ。私が見せれるものはジャイアントスイングしかない!って思って。あの試合で一番歓声を感じたのがあの瞬間だったのをよく覚えてます。しかも皆さんに数えていただいて。」 ――体格にも合った良い技のセレクトだと思います。 「ちょっと変なこと言いますけど、ジャイアントスイングを自分の武器にしようって思ったキーワードは「痛くない、怖くない、回すだけ」なんですよ(笑)。自分が受け身を取るわけでもない、高いところに登るわけでもない、恐怖心が一切なく自分の大きさをアピールできる。」 ――何回転ぐらい行けそうですか? 「10~12回ぐらいですかね。前の団体の時はみんなちっちゃくて細くて余裕で回せてたんですよ。最高24回。でもマリーゴールドではそう上手くもいかず。とにかくジャイアントスイングはもっともっと回してやろうって思ってます。」 ――まず20回転めざしましょう! 「もっと体幹鍛えてブン回します!」 ――まだあと数試合残ってますが、2024年振り返っていかがですか? 「あっという間でしたけど・・・、全部鮮明に覚えてるっていうか。」 ――全部覚えてるってことは落ち着いて戦えてる感覚ですか。 「でもリングに上がる前はもう吐きそうでアップアップで。『どうしよう、どうしよう、もうヤダ!』ってやってるんですけど、リングに上がったらガムシャラに。試合が終わって冷静になると『あの時こうだった、ああだった』って思い出せるんです。」 ――リングインしたら「あっちこっちコール」でスイッチを入れる感じですか? 「リングに上がってみんなにカメラを向けられる瞬間まで緊張してるんですけど、せーので「あっちか、こっちか、ゴチカー!」の声で鼓舞してもらうというか、あれが一種のおまじないになってるところがあります。みんなといっしょになれる場を自分で作れて『応援してくれる人がいる!』って思えて、ふっと落ち着くんです。」 ――(客席では)わちゃわちゃしてる人も腕組みしてる人も、いっしょに指を刺したり拍手したりしますから一体感が生まれてますね。 「実は葛藤もあったんですよ。戦いの場にあの雰囲気を持ち込んでいいのかっていう。今まで1回だけやらなかった時があったんです。ツインスターでタッグ王座に挑戦する直前の桜井麻衣vs後藤智香の前哨戦シングルマッチ(10.5大阪)、『今日は集中だ』『今日のゴチカはちょっと違うぞ』って。でも「やってほしかった」っていう方も多かったし「いつもと覚悟が違う」と思ってくれた方もいたし、あと「忘れちゃったのかな?」という声も(笑)。そもそも周りの声を気にしてたらプロレスラーなんて出来ないんですけど、あのコールはめちゃめちゃ考えてやってるんです。」 ――やった方がいいですよ。僕含めて大多数のお客さんは一体感を味わいたいハズですから。 「はい、結局私が欲しがっちゃうんでやり続けます(笑)。街で会った子供たちが「あっちか、こっちか、ゴチカー!」って言ってくれるまでやり続けます!」 ――安心しました(笑) 「ビッグマッチだと試合後にサイン会とかでお客さんが「今日の試合よかったよ!」とかすごく言ってくださるんですよ。自分ではもっとこうしたらよかったとか思ってるのに、「今日のゴチカの試合見て泣いちゃったよ」とか言われると、『あ、頑張れてたんだ』『何かを伝えることが出来たんだ』って思えて。『私、もっと出来るぞ!やるぞ!』ってパワーをもらってます。」 ――さて、年末年始は続々と新人がデビューしますね※ ※12.26に咲村良子(vs高橋奈七永)、橘渚(vs田中きずな)が、1.3大田区で山岡聖怜(vs MIRAI)がデビュー 「それで言ったら小桃、勇気みなみ、山田奈保もいますし、キャリアだけで並べたら割と真ん中ぐらいにいる感じになっちゃうんですよ。なんか私って基本はいじめられっ子とかダメダメなキャラなんですけど、ずっとやられて反撃したら「ゴチカ頑張ってるー!」「頑張れゴチカ!」みたいに応援されるんです。でも新人がどんどん増えていつまでもこれじゃダメだって思ってます。」 ――とはいえ頑張れゴチカ効果でご実家の居酒屋(東京都荒川区「うまいっ処 後とう」)はプロレスファンが増えたんじゃないですか? 「結構来てくださってますね~、ホントにありがとうございます!ちょこちょこ手伝ってるんですけど「あ!ゴチカがいる!」ってビックリされます。お店はもう22年やってるんですけど、私がモデルやってる頃にコロナが。ほんとに苦しくなって閉めなきゃいけないってなったんです。じゃあもう「ここが私の実家です」って公表しようって。そこから盛り返したというか、安定したんです。」 ――素晴らしい!良い親孝行ですね。 「両親もスゴイ応援してくれてるんです。お母さんは私が口とか切ってると「大丈夫なの!大丈夫なの!?」すぐ心配するんですけど、後楽園とかで試合があるとスゴイ楽しんで応援に来てくれますし。自分で言うのもアレですけど私のこのフレンドリーさは、小学校3年生ぐらいの時からずっとお店のお手伝いしてたからだと思うんです。明るさと言うか人前に立つものが養われたから、実家の居酒屋は無くしたくないものなんです。プロレス引退してからとか、将来は絶対継ぎたいと思ってます。」 ――さて、来年早々に"ツインタワー"タッグパートナーでもある皇希選手とGHC女子王座をかけてぶつかります。 「私が欠場発表した時、皇希に「好きにやっていいよ」って言いました。言いましたが、パートナーを変えるとまでは思わなかったんですよ。結果として詩美さんと組んで皇希の中で何か得たものがあったのか、GHCというベルトを獲った。かと思ったら彩羽匠さんにも組みたいって言ってて。私の中でちょっと整理できてない「?」が2つあって、元タッグパートナー扱いなのか、ツインタワーとして皇希が戻ってくるのか、まずここが最初の「?」です。」 ――皇希選手も自分の成長を模索しているのかも・・・。 「でも誇らしい気持ちもあります。10人のロイヤルランブルでオーバー・ザ・トップロープという、特殊ではあったけど最後に残ったわけですから。ベルトもめちゃめちゃ似合ってたし。でも自分があの10人の中に入ってなかったのはいろいろ思うことや悔しい気持ちもあります。」 ――復帰してから皇希選手とぶつかってみていかがでしたか? 「正直そんなに差を感じなかったんですよ。皇希はベルト獲った後何が変わったんだろうって思うんです。ここでまた「?」なんです。なのに皇希は一ヵ月半の差を感じたって言う。私もこの一か月半、いろんな試合を見て研究して吸収したんで、1.3まであと仙台・山形・後楽園、3回とも対角に皇希いるのでしっかりぶつかって感じたいですね」 ――改めてタイトルに挑むお気持ちを。 「めちゃめちゃベルト意識してます。しかもマリーゴールドのベルトじゃなくて他団体のベルト、GHC女子のベルトだから、マリーゴールドファンじゃない方にも見られる試合だと思うんです。会場に足を運ばなくても、ネット上で試合結果や切り抜きだけでも見られると思います。そもそも皇希についても「GHC獲ったこの新人は誰だ?」ってザワついてる中で、防衛戦にはランブルに出てた10人じゃなくて私を指名した。私のことなんてマリーゴールドファンしか知らないと思うんです。だからあんまりこのタイトルマッチって注目されてないと思うんです。だからこそ余計に魅せないといけないと思ってます!」 ――おお、頼もしいです! 「ツインスターのトーナメントの時は隣にずっと皇希がいて、支えじゃないですけど。今回はシングルで自分一人、自分を応援してくれるファンといっしょにぶつかる、そんな戦いだなと思ってます。」 ――全力出し合って試合が終わったらまたいっしょに組もうってなるかも。 「あの、ちょっと戻っていいですか。12.13新宿FACEで私が復帰した時、試合後に場外で皇希とにらみ合ってたんですよ。タイトルを奪う敵だと。そしたら皇希が私のことハグしてきてボソっと「おかえり」って言ったんですよ(苦笑)」 ――ああ~、悪いヤツですね~(笑) 「でも「ただいま」って言えない自分がいて。皇希はタッグパートナーだからそう言ったって言うけど、私はライバルだと思って見てる。お互いに都合が良いと思うんですけどね。私は「自由にやっていいよ」って言ったし。で、あっちは二人も浮気して急に「おかえり」って言われても素直に受け入れられないっていうか。この試合が終わって私たちがどうなるのかって想像がつかない。」 ――でも実は「おかえり」を陽動作戦としてやってたら恐ろしいですね。 「恐ろしいですね~。余裕ぶってんのかな。いずれにしても私がGHCを獲るので観に来てください!グローバル(G)でハッピー(H)なチカ(C)のベルトにしますよ!」 『MARIGOLD FIRST DREAM 2025~初夢~』 日程:2025年1月3日 (金) 開始:14:30 会場:大田区総合体育館 ■居酒屋情報 「うまいっ処 後とう」 東京都荒川区西尾久2-14-8 松本ビル 1F TEL)03-3819-2951 ゴチカファンの皆さまで忘年会・新年会をぜひ!
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