ガラス作家オカベマキコによる〈しゃぼんランプ®〉が銀座のビルをジャック!
オカベマキコの作品はその技術だけでなく、デザイン性でも高く評価されている。それがわかるのが、アクセサリーなどの小さな造形だ。これらは吹きガラスとは異なり、ガスバーナーを使う手法で、古いビーズやシャンデリアなどからアイディアを得ているものも多い。リングの台や金具もすべて真鍮のオリジナルで、よく見ると刻印があるのがわかる。また今回、「モチベーションをあげるためのもの」という古来の製法で復刻させたまち針は必見。パッケージもオリジナルのデザインである。
4階のギャラリーでの個展は春と秋、半年ごとに開催される。定番を中心に、約30点のランプが展示されている。次回の個展開催は2024年10月の予定なので、お楽しみに。
「〈しゃぼんランプ®〉は窓辺など、自然の光の中で見てもらいたいと思って作っています。1日の始まりは、まずはあかりをつけずに、ガラスの色や風合いを楽しんでもらいたいです」 〈しゃぼんランプ®〉はオブジェのようであり、アートのような存在感もある。あかりを灯すと白く光り、その印象が変わってくる。特に色やテクスチャーが豊富な今回の作品群は、その魅力がさらに際立ってくるのだ。
『The lamp -JACK!』
〈FEELSEEN(フィールシーン)〉1~3階。東京都中央区銀座3-12-7 。~2024年6月2日。〈しゃぼんランプ®〉の抽選申し込みは~5月26日。TEL 03 6260 6335。12時~19時。無休。4階ギャラリーでの『okabemakiko solo exhibition』の一般公開は5月27日~28日。
photo_Neda Takuya text_Rie Nishikawa editor_Keiko Kusano