ロッシー小川社長が語る『マリーゴールド』結成から5ヶ月の軌跡!WWEからイヨ・スカイ参戦、ジュリア離脱の裏側、成長する若手の活躍と新たな挑戦
①5月20日 後楽園ホール旗揚げから5ヵ月が経過した現在の心境
女子プロレス団体「マリーゴールド」の旗揚げから約5ヶ月が経過し、団体を率いるロッシー小川社長が今後の展望について語った。5月に後楽園ホールで旗揚げした同団体は、7月に両国大会「Summer Destiny 2024」でWWEからイヨ・スカイの参戦を実現させ話題を呼び、また旗揚げメンバーだったジュリアの離脱も大きな波紋を呼んだ。 【動画】マリーゴールド11.14後楽園ホール大会直前記者会見 小川社長は、林下詩美が制したシングルリーグ戦『DREAM★STAR GP2024』や、Sareeeがワールド王者として君臨する現状に対する手応えを語るとともに、強力な外国人選手・ボジラの発掘や、来年1月の大田区大会に向けた新たな仕掛けについても意欲を示した。 ▼今回はロングインタビュー【第1弾】を公開 ―― マリーゴールド旗揚げから風雲急の勢いでもう5ヶ月が経過しました。今現在の心境はいかがでしょうか? まだ5ヶ月なんですけど、もう何年もやってるような心境ですよね。というのもここのスタッフや選手も含めて、顔を合わせる機会が非常に多いんです。だから何だろう、みんなで作ってる感があるので、もうずっと一緒にやってるような気がしていました。 ―― アクトレスガールズ勢が参入してきたことでカードのバリエーションや選手の顔ぶれがフレッシュになりました。 最初アクトレスガールズっていうのは全然構想の中に入っていなくて、当然元スターダム選手とか高橋奈七永とか7人だったんですよ。それも実際スターダムを退団して選手が5人いたんですけど、退団するまで分かんないじゃないですか。 ―― そうですね。 もしかしたら浦島太郎になっちゃうのかな?みたいなね。待って日本人選手も最終的に7人だけではできないじゃないですか。だからもう3月の時点で外国人を5名招聘しようと思って、そういうビザを取ったりしたんですよ。だって何人集まるか分かんないじゃないですか。 ―― 保険じゃないけど、バリエーションを増やすためにっていうところですよね? そうです。 ―― 最終的に良いメンツに恵まれたのは、ロッシーさんが強運の持ち主だったという風にも伝わってきます。 良いメンツっていうかスターダムから来たメンバーは自分とやっぱり関係は深かったのかなと思っていました。まあ、もっと深い選手もいるんですけど、たまたまそういう縁がなかったというね。 ―― タイミングの問題もあったんでしょうね。 こればっかりは縁なので、別に来なかったからどうのこうのっていうのじゃなくて、逆にこのメンバーで良かったなっていう。 ―― なるほど。 何故かっていうと、スターダムの選手がいっぱい来てしまったらそれだけで結構大変ですよ。 ―― そうですね。 支払いが… ―― 経費的な部分でも大変ですよね。 だって1回も試合もしてない団体なんだから、売り上げられるかは分からないじゃないすか。 ―― 旗揚げ当初はロッシーさんの所持金で対応するしかないっていうところですよね。 うん、そうなんですけど、やっぱり不安はありましたよね。これ本当に上手くいかなかったらどんどんお金を出していかなきゃいけないのかなとか、そういう不安もありながらスタートをしたら、その不安は一瞬にしてなくなりましたね。 ―― そうなんですね。マリーゴールド旗揚げの記者会見を開いた時の印象っていうのはいかがでしたか?アクトレス勢が途中で来ましたが。 いや、あの時は、まだまだ全然何もつかんでないですよ。とにかくようやくまた人が増えて、あれで13人になったのかな。それで外国人は3人来るって決まっていたので16人。やっぱり団体をやるっていうのは、そこの所属というか、そこに必ず出る選手が15人~20人いないと成り立たないじゃないですか。そういう意味では自分の描くものに近づいたかなっていうね。 ―― なるほど。 やっぱり団体と言ってフリーの選手ばっかり出ているのでは団体ではないじゃないですか。 ―― 特に Sareee選手なんかも本当に今のマリーゴールドのもうエース、柱みたいな形で外様ですけど、ある意味マリーゴールドを引っ張っているっていう。 そうですね。 Sareeeの様な選手が一番目立つ場所はここじゃないですかね。 ―― すごくそう思います。 野崎渚なんかも最初団体を作る発表する前に彼女と会って話して、出てみないかっていうことで、スムーズかっていうとその時点では出る保証がある選手か分かんないじゃないすか。 ―― 確かに。