ロッシー小川社長が語る『マリーゴールド』結成から5ヶ月の軌跡!WWEからイヨ・スカイ参戦、ジュリア離脱の裏側、成長する若手の活躍と新たな挑戦
③旗揚げメンバーのジュリア離脱
――旗揚げメンバーでありマリーゴールドを引っ張ってきたジュリア選手が退団し、WWEのNXTに行きました。ジュリア選手の離脱に関しては、もう当初から大体想定されてたという感じでよろしいですか? 最初から決まっていたので別にただその時期が来たという感じでした。ただ、その時期は確定してなかったので10月じゃないかとか、9月じゃないかって、どんどん早まってきてしまったっていうところですよね。 ―― 途中ちょっと怪我の状況があったんですけども、それでもシリーズには帯同しながらマリーゴールドの精神的支柱みたいな形だったのかなと思うんですけど、その辺りはいかがですか? 行動力のある選手はジュリアしかいなかったので、やっぱりみんな大人しい子が多いんですよ。 ―― そうですか。 それはやっぱり今もそうですけどね。 ―― やっぱりリーダーシップみたいなところはジュリアは非常に持ってたっていう感じですか? あと、やっぱり旗揚げメンバーでいるっていうことってでかいんですよね。それは彼女たちも経験してないことですよ。旗揚げっていうのは名前ぐらいしか。 ―― そういう意味では高橋奈七永選手や風香さんのマリーゴールド加入は、初期スターダムの皆さんが小川さんの元に来られたっていうところでは原風景が垣間見えたなと思いました。 原風景なんですかね。奈七永も引退を示唆しての入団なので、それは本当に偶然ですよ。風香も揃ったっていうのは。 ―― 今パッション注入マッチも含めて「奈七永さんの持ってるいわゆる全女イズム的なものがマリーゴールドに継承されるっていうところももしかしたら何かあるのかなと思ったんですけど、その辺いかがですか? 奈七永とやるとそういう試合になると思うんですけど、あれは奈七永の戦い方なので継承とかはどうなのかな? ―― ジュリア選手が抜けてからのマリーゴールドの雰囲気はいかがですか? いや、雰囲気は別に変わんないですよ。ただジュリアみたいなリーダーシップを取る人間が実際はそもそもいないので、でも上手くまとまっているんじゃないかな。 ―― 今は選手間をまとめてこうやっていこうみたいな人って誰かいるんですか? 誰がやってるんですかね、練習とかはMIRAIとか奈七永とか、MIRAIが中心なのかな。 ―― なるほど。 みんなそれぞれやっぱりここで生まれ変わろうとしているので、それなりに自覚を持ってますよ。 ―― 実際に会社組織でもそうですけど、抜けたら誰か出てきますからね。 そう、だからマリーゴールドはバブルだったんですよ。最初、当然働く所もあるし、バブルがちょっと解けてきて、ちょっと平常に戻って、これからだから今育成したりとか、育成期間。だって団体としては、まだ半年も経ってないんだから。 ―― そうですね。 まだ未熟なわけですよ。これから1年、2年とやっていく中で深みが出てくるわけで、それをもういきなり上位にきてしまったからファンの人はそれが当たり前だと思っているかもしれないけど、当たり前ではないんですよ。スタートダッシュが良かったっていう。