ロッシー小川社長が語る『マリーゴールド』結成から5ヶ月の軌跡!WWEからイヨ・スカイ参戦、ジュリア離脱の裏側、成長する若手の活躍と新たな挑戦
②7月13日 両国大会『Summer Destiny2024』にWWEからイヨ・スカイ参戦
――そして旗揚げの後楽園からわずか2ヶ月も経たないうちに両国大会、そしてこの両国大会にはWWEからイヨ・スカイ選手が参戦しました。この辺りは一連の流れはロッシーさん改めて凄いなと思いました。 両国でやるっていう話は実は去年の12月にもう決めてたんですよ。 ―― もう考えてたんですか? いや、考えてはいないんですよ。そういう話を持ってきた人間がいて。「両国空いてるんですけどやりませんか?」っていう。「やりませんか?」っていうか「やらなきゃならないんだろう?」って言って決めたんですよ。 ―― そうなんですか。 まだ団体もできてない時です。 ―― すごいですね。 でもその時にはもう、このカードとこのカードはできるなっていう目処があったので。 ―― その時のこのカードっていうのは、イヨ選手を頭に入れてたんですね? イヨvs詩美、ジュリアvsSareee、この2つができれば両国はできると思っていました。 ―― なるほど。実際イヨ選手が参戦したときに試合を見られた感想はいかがでした? 試合というか技は変わってないんですけど、スターというかオーラが出ていて間の取り方とか、そこは全然違ってたなと思いました。もう、なんか別人になったなって。 ―― ロッシーさんから見てもやっぱり別人ぐらいに変わったっていう感じですか? そうですね。 ―― 確かに観衆を魅了するオーラみたいなものが紫雷イオとは違ってましたね。 ただね、あの時の試合は日本的でWWEでやってるイヨ・スカイではないんですよ。 ―― 確かに日本向けでしたよね。あの試合は入場シーンから鳥肌立ちました。 あのときイヨから何か演出を凝りたいと連絡が来て、スモークとかできないかな?って来たんですよ。もしあれだったら自分がちょっと払ってもいいっていうところで。 ―― もうそれぐらいの気持ちで演出面の打診があったんですね。 そう、気合の入れ方っていうか、それはイヨにとっては6年ぶりの凱旋だからそういうところをちゃんと見せたかったんだろうなと思っています。 ―― やはりロッシーさんとイヨ選手の絆がここでもまた再確認できたなっていうふうに僕らは見てて思いましたけどね。 そうですね。まあ、イヨにしてもカイリにしても元スターダムなんだけど、スターダムは自分じゃないですか。だからそこに戻ってくるんですよ。だからわざと旗揚げ戦でゆずポンに配信の解説を頼んだんですよ。それもみんなここに戻ってくるんだよって意味があるんですよ。 ―― ロッシーさんの縁が回りまわって最終的には繋がっていってるんだなというのはすごい感じましたね。 それは自分たちの歴史でもあるし、単なるビジネスでやってるだけじゃないので、そこの繋がりじゃないですか?縁というか。 ―― プロレスって大河ドラマってよく言われますけど、本当に今回もこの両国大会では大河ドラマを何か見せてもらったなっていうふうに感じました。 イヨが出るって発表をしたら凄い勢いで、一日で700枚もチケットが出たんですよ。 ―― そうですか。やっぱりファンもイヨ選手を見たかったですよね。 今そんな選手いないですよね。 ―― WWEで現在も一線級で日本人選手として活躍されているのは本当にすごいですよね。そしてロッシーさんとの繋がりで日本に戻ってきた。 だから自分たちにとってイヨ・スカイの参戦っていうのは、やっぱり隠し球なんですよ。今隠し球ってそんな出せないので。 ―― そうですね。 やっぱりそれなりの経費もかかるので。 ―― 旗揚げ間もない団体にそれだけの大物選手が来てくれるっていうのは、やっぱり業界におけるロッシーさんの力を存分に見せつけたなというふうに思いましたよ。 まあ、結局そうなんですよね。元スターダムだからスターダムに出るんじゃないかとか、でもスターダムはいらない事をやっているので、そんな出るわけがないし、そういう意味では帰るべきところに帰ってきているんだろうなとは。