荒れ模様となったスーパーGT第6戦SUGOの公式練習。クラッシュしたGreen Brave GR Supra GTはリタイアへ
9月21日、宮城県のスポーツランドSUGOでスーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』の公式練習が9時15分から行われたが、セッションは雨により6回の赤旗中断となるなど、荒れ模様となった。GT300クラスでは3台がクラッシュしており、中でもランキング7位のGreen Brave GR Supra GTは、ダメージが大きくリタイア届けを出すという。 【ローダーに乗せられるGreen Brave GR Supra GT】 9時15分からスタートしたスーパーGT第6戦SUGOの公式練習はコースオープンから雨が降っておりスリッピーなコンディションだったが、開始から6分というタイミングで、SPコーナー立ち上がりでスピン状態となったGreen Brave GR Supra GTがクラッシュ。一度目の赤旗となった。 ドライブしていた吉田広樹に怪我はなかったが、「クルマは全体的にダメージがある状況ですが、GTA-GT300規定車両なので、スペアパーツに近いものはあっても、自分たちで手を加えているパーツもあるので、万全な状態に戻してレースに出るのは難しい状況です」というのは、埼玉Green Braveの青柳浩監督。 「少し激しいクラッシュだったので、見た目では判断できない安全性の心配が残るという話をチームでしました。残念ながら今回は止めておこうという判断です」と残念ながらリタイア届けが出されることになった。 一方、グッドスマイル 初音ミク AMGが4コーナーでグラベルストップしたタイミングと同じくして、最終コーナーでクラッシュしてしまったのは、小林利徠斗がドライブしていたapr GR86 GT。ただこちらは「かすり傷程度です。ある意味“当て方”もうまかったです。セクターベストで来ていたのですが、最終コーナーではらんでしまって。でもまったく問題なしです」と金曽裕人監督が言うように、修復ができそうだ。 また馬の背コーナーでロベルト・メリ・ムンタンのドライブ中にクラッシュしたUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIだが、「思ったよりもダメージがあります」というのはTeam LeMansの古場博之代表。しかし、こちらも「予選に間に合わせるように現在作業を進めています。足回りも問題はなさそうです」と現在修復を進めている。 この後もスポーツランドSUGOは雨が降り続く予報が出ているが、まずは無事全車が公式予選を終えてくれることを願うばかりだ。 [オートスポーツweb 2024年09月21日]