キリヤット・シュモナ、イスラエル、10月10日 (AP) ― レバノンから発射されたロケットで10月9日、イスラエル北部にある国境沿いの町キリヤット・シュモナで、住民2人が死亡した。 　レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラが犯行声明を出し、「敵の集結地」を狙ってロケットの一斉攻撃を行ったと述べた。 　町長代理によれば、この攻撃で集合住宅1棟が被弾、ペットを散歩させていたカップルが死亡したという。 　イスラエル軍が空爆を強化、地上軍が侵攻を進める中、ヒズボラは数百発のロケットをイスラエルに向けて発射している。 　ロケット弾のほとんどは防空システムに迎撃されるか、開けた場所に着弾しているが、攻撃は激しさを増し、イスラエル国内深くまで到達、日常生活を混乱させている。 　これに対して、イスラエルは空爆で報復し、紛争は先月、イスラエル軍が3個師団の地上軍をレバノン南部に侵攻させるに至って、本格的な戦争へとエスカレートした。   （日本語翻訳・編集　アフロ）