グウィネス・パルトロウの娘がパリ社交界にデビュー! 現代のデビュタントって?
グウィネス・パルトロウとクリス・マーティンの娘アップル・マーティンが、パリで行われる恒例の舞踏会「ル・バル・デ・デビュタント(通称ル・バル)」で社交界デビューを飾った! しかし実はアップルのほかにもネポ・ベイビーがたくさんデビューした模様。 人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesが最新の情報をチェック! 【写真】グウィネス・パルトロウの娘アップルがパリ社交界にデビュー グウィネスも元夫クリス・マーティンと仲良く出席
19名のうち7名がネポ・ベイビー⁉
今回、デビューした令嬢のなかでセレブと血縁関係にあるのはアップルだけではない。『AND JUST LIKE THAT/セックス・アンド・ザ・シティ新章』で映画監督リサを演じるニコール・アリ・パーカーとボリス・コジョーの娘ソフィー・コジョー、イタリアの大女優ソフィア・ローレンの孫ルチア・ソフィア・ポンティ、香港の人気俳優サイモン・ヤムの娘エラ・ヤム、イギリスの名優ピーター・フィンチの孫ウーナ・フィンチ、ボリウッド・スター、チャンキー・パンディの次女ライサ・パンディ、中国の巨匠チャン・イーモウ監督の娘エンジェル・チャンがそれぞれデビューしているのだ。総勢19名のうち7名がネポ・ベイビーというのだから、ちょっと驚く。
ルヌアールによって生まれ変わった「ル・バル」
そもそも「ル・バル」とは何か。1958年に社交イベントとしてスタートしたル・バルは一時期廃れていたものの、1992年にテタンジェ・ホテル・グループで広報を担当していたオフェリー・ルヌアールによって招待制のファッション・イベントとして復活。以来、エンタメ界やファッション界の大物や政治家、実業界の大物や富豪の令嬢たちが、オートクチュールのドレスに身を包み、いわゆる“デビュタント”としてお披露目する場となっている。デビュタントをお披露目する舞踏会はいくつかあるものの、ル・バルはインビテーション・オンリー。つまり、ルヌアールと彼女のチームが舞踏会に出席するに相応しいと見込んだ女性だけが招待されるとのこと。
復活した直後はヨーロッパのロイヤルに連なる上流階級の令嬢たちが招待状を受け取っていて、侯爵夫人やオナラブルといった肩書きがついている令嬢も少なくない。とはいえル・バルの核となるのは女性たちの社交界デビューではなく、あくまでもチャリティ。Enfants d'Asie(東南アジアの女性の教育を促進するために発足した人道協会)やセレニ・インスティテュート(ティーン・マムのヘルスケアや支援方法を調査するNPO団体)など若い女性を対象とするチャリティ団体への寄付金集めが主要な目的であり、招待される女性たちも「学業優秀で、チャリティに関心がある」という条件があるという。しかしもっと大切な条件もあって、それは「特定のプロフィール」を持っていること。つまり、バックグラウンドや家族の存在だ。