グウィネス・パルトロウの娘がパリ社交界にデビュー! 現代のデビュタントって?
政財界の令嬢たちも
過去のデビュタントを見ると、LVMH率いるベルナール・アルノー氏の娘デルフィーヌ・アルノーをはじめ、イタリア元首相の令嬢バルバラ・ベルルスコーニやジョージ・W・ブッシュ元アメリカ大統領の孫であるローレン・ブッシュ、宮澤喜一元首相の孫サラ・ミヤザワ・ラフルアーら政財界の大物を家族に持つ令嬢たちがずらり! ちなみに日本名を持つ女性で、最初にル・バルに招待されたのは、画家バルテュスの娘であるハルミ・クロソフスカ・ド・ローラ。森英恵がデザインしたドレスを身にまとい、華やかなデビューを飾っている。 彼女たちの多くは親の七光りだけでなく、しっかりと自らのキャリアを切り拓いている。
セレブの力で国際的な注目を集めるように!
そもそも、この閉ざされたヨーロッパの社交界イベントき世界的な注目が集まったのは、2000年。米国からローレン・ブッシュが招待され、『Vanity Fair』誌などが大々的にル・バルを特集。この年には、パーティ・ガールとして有名だったタマラ・エクルストンも招待されていて、イギリスのタブロイド紙は大喜びだった。この年に主催者ルヌアールもセレブ・パワーを実感したのだろう、翌年は世界同時多発テロがあったにもかかわらず、アマンダ&リディアのハースト姉妹、ヴィクトリア&ヴァネッサのトレイナ姉妹(小説家ダニエル・スティールの娘)、当時仏版『VOGUE』編集長に就任したばかりのカリーヌ・ロワトフェルドの娘ジュリアらがデビュー。セレブな親も参加したため、舞踏会はより一層華やかなものになった。
以来、メディアの注目を浴びているソーシャライトやファッショニスタが以前よりも多く招待されるようになり、ヘミングウェイの孫ドリーやデルヴィーニュ三姉妹の長女クロエ、アナ・ウィンターの娘ビー・シェイファーやデビュタントのためにドレスをデザインしてきた森英恵の孫である森泉、タマラの妹ペトラ・エクルストンらがデビュー。そして2005年にハリウッド女優アンディ・マクダウェルの長女レイニー・クアリーが招待されたのを皮切りに、翌年はクリスティン・スコット・トーマスの娘ハンナ、その翌年はフィル・コリンズの娘リリー・コリンズといった具合に、エンタメ界のネポ・ベイビーたちが次々とデビューしていった。