「何しに行ってんの?」明石家さんま、木村拓哉志願の能登ロケで“一流旅館”「宿泊&ボヤキ」で賛否
明石家さんまが12月14日深夜放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、1月に地震の被害に遭った石川県を訪れたときのエピソードを告白した。 【写真】なぜかバジルを株ごと“ジャニ持ち”する木村拓哉 それは、木村拓哉との正月特番『さんタク』(フジテレビ系)のロケだったという。木村は今年2月、同じSTARTO ENTERTAINMENT所属のタレントと能登を訪れて支援活動に励んでいたが、「なんとか力になりたい」と再び能登行きを志願。さんまは寒い場所が苦手としながら、「木村が言うから、しゃあないか」と現地に向かったのだとか。
《何しに行ってんの?》
だが、現地の惨状にさんまは「まだまだ復興は(できてない)。『え?こんなにかかんの?』っていうぐらい。もう1年なのに」と、復興の道のりは険しいことを実感。さらに木村と炊き出しの手伝いをしたと明かしていた。 この後、さんまは木村と一緒に宿泊した旅館について、「一流旅館」と説明。2人が泊まる部屋は3階より上にあり、内風呂もあったようだが、地震の影響で「お湯が2階までしか上がって来ない」ことから、1階の大浴場に入りに行ったという。 だが入浴後、通常ならあるはずの体を拭くためのバスタオルが常備されていないことが判明。他にも歯ブラシといったアメニティがなかったなどと述べつつ、フロントの男性も勤務経験が浅いせいか、おぼつかない対応だったとボヤいた。 ところが、さんまのこの話に対し、一部ユーザーからはこんな意見が。 《何しに行ってんの?本気じゃ無いただのポーズの証拠やん》 《一流旅館に泊まって対応やアメニティが気になるって行かなきゃいいのに》 《慈善番組ってやっぱ難しいよな》 といった声が飛び交うことに。さんまは地元で一流と言われる旅館でも復興が進んでいない現実を目の当たりにし、それをラジオで報告しただけなのだが、批判が集まった背景について放送作家はこう語る。 「能登にはまだ仮設住宅での暮らしを余儀なくされている人がいます。ネットユーザーの一部は、地元で炊き出しをして過酷な生活を強いられている人々を励ました後、さんまさんと木村さんが一流旅館に泊まり、挙句の果てにクレームをつけていると、捉えてしまったのかもしれません」 番組撮影であろうと汗を流すのは尊いことなのだが、そこに偽善を感じてしまう人もいるようだ。