グウィネス・パルトロウの娘がパリ社交界にデビュー! 現代のデビュタントって?
当時、ティーン雑誌のコラムニストとして活躍していたリリーのデビューは、アメリカで大人気だったリアリティ番組『The Hills』でも取り上げられ、「ル・バルでデビュタントになりたい」セレブ・キッズが増えた可能性もある。というのも翌2008年には、ブルース・ウィリス&デミ・ムーアの次女スカウトとキャリー・フィッシャーの娘ビリー・ロード、ユーゴスラビア王家の末裔でもある女優キャサリン・オクセンバーグの娘インディア、アラン・ドロンの娘アヌーシュカ、ジャン・ロシュフォールの娘クレメンスと5名がデビュタントに名を連ねている。
デビューがきっかけでキャリアを築く令嬢たち
デビュタントとして知名度が上がった後でモデルや女優のキャリアを歩む令嬢も多い。例えばヴァンサン・ペレーズの娘イマンや人気司会者スティーブ・ハーヴェイの娘ロリは、人気モデルとしてメディアによく登場している。アンディ・マクダウェルの次女マーガレット・クアリーやロザンナ・アークエットの娘ゾーイ・ブルー・サイデルは、俳優としてハリウッドで着実にステップアップしているし、インド映画界のレジェンド一家カプール家の娘シャナヤも家業を継いで、俳優デビューしている。
お騒がせセレブ化する者も
インビテーション・オンリーのル・バルだが、ルヌアールと彼女のチームもセレブからの売り込みを受けることもあるのだろう。というのも、デビューした後にチャリティや社会貢献とは無縁のままというネポ・ベイビーも少なくないのだ。たとえばスカウト&タルーラ姉妹はレッドカーペットでたまに見かけるだけで、キャリアというキャリアはない。公共の場で飲酒して逮捕されたり、アートと称して上半身裸でニューヨークの街を闊歩したりとお騒がせばかりだ。
2014年にデビューしたウォーレン・ベイティ&アネット・ベニング夫妻の長女イザベルも自称・俳優だが、活動はさっぱり。その2年後にデビュタントとなった妹エラが俳優デビュー作のドラマ「フュード/確執 カポーティ vs スワンたち」で評価されたのとは大違いなのだ。またフォレスト・ウィテカーの娘であるオータムとトゥルーもパパの作品にちらりと顔を出したことはあるものの、どのように生計を立てているのかは謎。これは2014年のデビュタントだったマッツ・ミケルセンの娘ヴィオラ・ヤコブセン・ミケルセンも同じだ。