サニブラウン、対世界への熱い思い「髪の毛1本のところで勝負している」 自身主催大会の決勝開催
陸上男子100メートルでパリ五輪代表のサニブラウン・ハキーム(東レ)が13日、小中高生を対象として自身が創設し、都内のAGFフィールドで行われた「DAWN GAMES(ドーンゲームス)」の決勝大会に登場した。 【写真】子供たちを前にトークで盛り上げたサニブラウンと橋岡優輝 日本短距離界のエースは、子供たちにトレーニング方法を伝授。トークなどでも盛り上げ、「最前線で戦っているからこそ心に響くものもあると思う。現役ならではの効果はものすごくあると思う」と手応えを語った。大会は「将来的にはもっと大きい大会にして、いろんな子供たちにチャンスを与えられる大会にしていけたら」と、夢を与える機会にしたいという。 世界選手権では22年、23年と2大会連続で決勝進出と活躍。パリ五輪は準決勝で9秒96の自己新を出しながら敗退となっていた。ハイレベルな現状を「100メートルはボルト選手が引退してから誰が勝ってもおかしくない年が何年か続いていて、その中で毎年レベルがじょじょに上がってきている。オリンピックで2段階ほど一気にレベルが上がっている」と分析。「世界についていって、追い抜くために日々練習していますけど、世界のトップレベルの選手たちはもっともっと前進していますし、陸上競技は髪の毛1本のところで勝負している。自分もまだまだやるべきことは一杯ありますし、これからもっと課題を修正して一歩一歩海外の選手に追いつく、追い越せるようにしたい」と、さらなる進化を見据えた。