「他人を信じすぎて損ばかりする人」が、相手との距離感を掴むコツ
手のひら返しをする人には近寄るな
手のひら返しとは、何かのきっかけにより、それまでの態度を急に変えることを言います。それまでは低く評価していた物事や人物のことを、周りが評価していることを知った途端に高く評価したり、またはその逆だったり。その場その場で都合よく態度を変えるような人に出会ったら、まず距離を取ることです。 残念なことに、結構な割合で、手のひら返しをする人はいます。 私は見た目が地味で、弱くおどおどして見えるためか、こういう手のひら返しをする人から、最初は必ずと言っていいほど、冷たくされます。挨拶しても目を合わせてくれない。まるで私がその場に存在していないかのような振る舞いをされます。いじめられたり排除されたりした経験があるため、「ああ、またか」と、私は冷たくされることには慣れています。 それよりも私が深く傷つくのは、最初見向きもしてくれなかった人が、私がナレーターや声優であることを知ったり、著名人と親しいことなどを知ったりした瞬間に態度を変えることです。人を見てコロコロ態度を変える人を見ると、とても残念な気持ちになります。先輩にはへいこらして、後輩には偉そうに振る舞う人も、この種の人です。 時と場合によってコロコロと意見や態度を変えるので、まったく信頼できません。このような人とは関わるべきではありません。 発達障害を持つ私たちは、すぐに人を信じてしまうところがあり、手のひら返しをする人と過ごしていると、相手の態度に一喜一憂し、振り回されてしまいます。早々にシャットアウトすることをおすすめします。 私の中での判断基準は、相手の態度に一貫性があるかどうかです。どのような相手にも、変わらぬ態度で接しているか。相手の立場によって、態度を変えていないか。その点に着目して見てみると、すぐに手のひら返しをする人かどうかを判断することができます。 私たちは、誰に対しても、一貫性を持った態度を心がけましょう。正直で裏表のないところが、私たちの強みでもありますね。不器用でもいいのです。真っ直ぐに人と向き合うべきです。弱者である私たちだからこそ、見える世界があります。