おみくじの占いで見る水槽を決める?横浜中華街「横浜開運水族館フォーチュンアクアリウム」その先にある衝撃的なものとは?
世界に約400ある有料水族館のうち、150近くが日本にあるという。フォトグラファー・野辺地ジョージ氏が撮影する数々の被写体・シリーズの中で、最も古いのが水族館であり、少年時代の思い出をたどる「旅」だ。日本人にとっての水族館とは何なのか…写真と文で繙いていく 【写真】ちょっとシュールに写してみた不思議な金魚「スイホウガン」 * * * * * * * ◆「フォーチュン水槽番号」で水槽を巡る 6月に、横浜市の中華街にあるチャイナスクエア内の「横浜開運水族館フォーチュンアクアリウム」を訪れた。 中華街大通りを歩いていると、「本当にここに水族館があるの?」とつい思い込んでしまう。でも、ちゃんと看板が見えてきた。(下の写真でその様子が確認できる) 入り口ではタブレットでのくじ引きで決まる数字によって「開運うおみくじ」を引き、それに記載されている金運や縁運などを占う「フォーチュン水槽番号」を88の水槽の中から選んで歩く仕組みになっている。もちろん、自分の番号だけではなく、全ての水槽を堪能できる。
◆出口にあるのはギフトショップではなく… 館内にはクマノミやウーパールーパーのほか、色鮮やかな金魚や熱帯魚がいる。そして中華街ならではの赤提灯が吊るされている展示室もある。 まだ残暑の残る関東だが、中華街をぶらぶら歩くついでに涼しい館内で休憩を取っても良し。しかし何よりも衝撃的だったのは、水族館出口の先に老舗手相占いやかたがあることだ。通常だとギフトショップがあるエリア(それも館内にある)が占いエリアとは、まさに「開運水族館」である。 また定期的にさまざまな特別イベントなども開催されるので、ホームページで最新情報を確認することもおすすめする (撮影=野辺地ジョージ)
野辺地ジョージ
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