馬瓜エブリン 日本協会強化責任者の続投方針に疑問呈す「明らかに組織崩壊、現場と感覚ズレ。なんで?」総括発言に怒り「失礼極まりない」
パリ五輪バスケットボール女子日本代表の馬瓜エブリン(29)=デンソー=が14日、自身のX(旧ツイッター)で、五輪総括会見で、強化を統括する日本協会の東野智弥技術委員長の来年6月の任期までの続投方針が示されたことに疑問を呈した。「明らかに組織崩壊してて、現場と感覚ズレてて、任命責任あるのに選手に責任転嫁する人がまた次も決めるのなんで?」などとつづった。 日本女子は21年東京五輪で銀メダルを獲得したが、パリ五輪では3戦全敗の1次リーグで敗退に終わった。 東野技術委員長は恩塚亨監督の退任が発表された11日の五輪総括で「(監督を)起用した私に責任があるのは間違いない」とした上で、「東京はコロナ禍でしたけど、選手が躍動しているように見えた。勢いがあるように見えた。スピードが速く見えた。3点シュートも『日本はやっぱり技術だな』というメッセージがあったと思う。ただ今回はいずれもなかった」と辛口評価。選手選考についても、具体名を挙げながら「そもそもの選手選考を含めて、どうだったのかという大きなクエスチョンがある」と見解を示していた。一方、東野氏自身の処遇については、三屋裕子会長が「任期が来年6月まである。それまではしっかりと任務を果たしてもらいたい」と明言していた。 馬瓜は「うまくいかなくて、でも形にしようと、もがいてた選手、スタッフは喪失感すごくて、任期満了していい思いできるのは1人っておかしいと思わないのかな。本当に失礼極まりない」と、断じた。 そして「ただもうこの辺りにして。これからの日本バスケの事とにかく考えて欲しい。男女共みんな持ってるもの最高です。これからの子達も、その上手さに驚かされます。活かすも潰すも『大人』次第」と、今後への思いで締めくくった。