佐々木朗希に立ちはだかる「25歳ルール」 マイナー契約で条件面では不利
ロッテは9日、佐々木朗希投手(23)のポスティングシステムによる米大リーグ移籍へ向けた手続きを開始すると発表した。ただ、現行の大リーグの労使協定では、23歳の佐々木朗の場合、25歳未満のドラフト対象外の外国人選手とはマイナー契約しか結べない「25歳ルール」の存在がある。そのため、年俸など条件面では低く抑えられているのが実情だ。 【写真】エンゼルス入団会見を終え、ユニフォーム姿でポーズを決める大谷 当時23歳だった大谷翔平(現ドジャース)が2017年に米大リーグへの挑戦を表明した際には、契約金約231万ドル(当時のレートで約2億6千万円)と米大リーグ機構(MLB)が定めている「国際ボーナスプール」の制限内でエンゼルスと契約を結んだ。佐々木朗の場合も、大谷がエンゼルスに入団したケースと同様、マイナー契約でのスタートとなる。 球団との契約が正式に決まれば、春季キャンプは招待選手として参加する見込みだが、オープン戦などで実績を積めば、来季の開幕前にロースター(メジャーの公式戦に出場可能な資格を持つ選手登録枠)に入ることはできる。まずは「メジャー契約」を勝ち取ることが右腕には求められる。